勇気出して正直な理由を述べて内々定辞退の電話してきたから褒めて!!!
大学4年生の頃(2019年)に書いたのに公開しそびれていたブログがあったので、就活について悩み始める方が多いこのタイミングで公開します!
ここから、2019年に書いた内容です↓
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私は、いま4年制大学の4年生で、先日(といっても数ヶ月前)無事に就職活動が終了しました。
就活終わった報告はこちら↓
その1万円が遠い (with 私が感じた"2020新卒"のトレンド)
就職活動を始める前に考えていた業界と、実際に志望して選考を受け内定を得た業界はかなり異なったので、その辺りの経験談はまた後日noteにまとめるかもしれませんが、
本日の本題は「内々定の辞退連絡」の話。
有難いことに、私は最終面接まで受けていたA社とB社の2社から、ほぼ同じタイミングで内々定のご連絡をいただきました。
なので、片方に「内々定受託」の連絡をし、もう片方に「内々定辞退」の連絡をしなくてはなりませんでした。
(2社とも業務が面白そうだったから、本当は2社を兼ねて働きたかった!)
「内々定辞退は電話で連絡するのがマナーです!」
みたいな言葉をたくさん見聞きしたので、ちゃんと電話しようと思ったのですが、やはり何というか、電話で
「ごめんなさい、辞退したいです」
と言い出す勇気はなく…………
(だって、告白も電話や直接ではなくLINEやメール経由だと言われる現代っ子ですから!?)
なので、結果としてメールで連絡しました。
私はA社の人事に、
的なことをメールしました。
(「就活 辞退 メール文」でググって出てきた文章をそのまま送った)
そしたら、翌営業日にA社人事から電話が!
A社人事「メール読みました。大変残念ですが、今後の採用活動のために差し支えなければ、他社がどちらかお聞きしたいです。同じ業界ですか?」
私「業界は少し違いますが、〇〇業界の会社です」
A社人事「会社名もお聞きしても良いでしょうか?」
私「………B社です」
A社人事「B社を選んだ理由ってどのあたりでしたか?」
私「……御社では利用出来ないとお聞きした、同性パートナーとの結婚お祝い金ですが、B社では制度で同性パートナーを認めていて結婚お祝い金も含め福利厚生が利用できるからです!」
勇気出してちゃんと本当の理由言ったよ!!!
みんな褒めて!!!
あと、これが今回noteにまとめた1番の理由だけど、
A社、同性カップル認めないから新卒1人減ったよ!
電話の直前までは、「勤務地が〜」とか「給料などの待遇が〜」とか、よくありそうな理由言って誤魔化そうと思ってました。
だって、
私は普段 自分が同性愛者であることを隠して生きているから。
周りの人に対して「私は同性愛者だよ」ということがバレないように学校やアルバイト先で努力しながら生きているから。
だけど、今日こそは言おうと思いました。
私は今回こうやってA社をやむを得なく辞退することになったけれど、
来年度以降の採用活動では、
「こういう新卒者もいるんだ!」
と思って欲しいな、と思ったからです。
もちろん、私もA社で働いてみたかったです。
でも、面接が進んで色んな社員の方と話せば話すほど、
「この会社内では絶対カミングアウト出来ないな」
と感じてしまいました。
(というか、A社の選考の中でこの人事担当の方から「社内ではカミングアウトしない方が良い」とハッキリ言われてしまったし)
業界は違うけれど、A社とB社はある程度、規模感や業務内容やメインエリアなど色々と近いので、B社の取り組み(同性パートナーも夫婦として認めて福利厚生を利用出来るようにする、とか)は結構簡単に真似できるのでは?と思いました。
そして、私に電話をくれたA社の新卒担当人事は、若くて聡明な方だったと感じているので、きっと出来ると思っています。
私の辞退をきっかけに、A社が少しでも変わってくれたら嬉しいな。
もちろん、会社を選ぶ基準は「LGBTフレンドリーかどうか」じゃなくて、「どんな仕事ができるか」とか「どんな場所でどんな待遇で働けるか」とかの方が重要だって、分かっています。
ただ、「同じような業務内容・勤務地・給料」となった時に、どの企業を選ぶのかとなったら、私は「カミングアウト(しないといけなくなった時に)できる環境か」「社員にカミングアウトされても対応できる職場環境か」が重要になってくるんだな、と体感したという話でした。
(というか、超シンプルに、貰えるものならお祝い金とか、1円でも多く色々貰いたいし、利用できるものなら利用出来るだけ福利厚生施設とか活用したい!!!)
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以上、2019年の私でした!
2023年現在の私はと言うと、無事にB社で会社員4年生となりました!
今も「制度で同性パートナーを認めていて結婚お祝い金も含め福利厚生が利用できる」B社で毎日働いています。
入社からの3年ほどで、大変なことも日々たくさんあったし、「転職したいかも」と思う瞬間も正直言うとありました。
でも今でも「今後もB社で頑張りたい!」と思っているのは、
B社が「制度で同性パートナーを認めていて結婚お祝い金も含め福利厚生が利用できる」会社であり、
LGBTQ+だけじゃなくて「障がいがある社員」や「子育て中の社員(男性も含む)」など社員の色んな事情に寄り添おうという姿勢がある会社だから
だと感じています。
あと、会社員やりながら、「名古屋あおぞら部」という、LGBTQ+かもしれない若者のための居場所作ってます!
超素敵なスタッフ達と頑張っているので、ぜひ気軽に遊びに来てください♪
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