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猫のおかげで人命救助


うちは農家で畑にも捨てられた猫がいます。
避妊手術を済ませて、毎日餌やりが日課。


昨日も夕方、農作業を済ませ餌やりに行くと、

ピコーン、ピコーンと謎の電子音が。

??何の音?
あれはシニアカーの音?
でもおかしい、近づいてもこないし遠ざかりも
しない。ずっと同じ音量だ。
ビニールハウス奥の竹藪から聞こえる。

たまたま持って来てた携帯をポケットに入れ
(いつもは持ってきてない)
どこから聞こえるのか探しに行くと、
農家の人でも滅多に通らない(猪がでるから)
竹藪の上の農道から音がする。。
急な細い坂道になってるはずだが、
通った事ないんだよなぁ、と思いながら
竹藪をかき分け登っていくと…

転がったシニアカーのそばにお爺さんが
倒れてる!!
右腕から出血してる。

とりあえず意識があるか確認したら
名前と年齢、住所は言える。呼吸も大丈夫そう。
すぐさま救急車を呼び、道案内のために離れる。
(こんな農道、救急車は上がれないから人力で
運べるよう人数を多めに頼む)

途中、会った農家仲間にお爺さんに
ついててもらうように頼んだ。


そうこうしてたら、救急車が到着し、
一時期、騒然となっていた畑だったけど
無事に救急車で病院へ。

転がってたシニアカーは私んちの畑に
とりあえず移動させた。


畑に来てた農家仲間が救急車の音につられ
全員集合してたのだが、そこにお爺さんの
近所の人がいたから、家族に連絡してもらった。

家には運転できない奥さんがいるのみで
お子さんはみな県外との事。

夜中から雨が降り出し、おまけに猪もでる場所で
周りは深い竹藪で外からは見えない。

運転できない奥さんなら尚更探しようがなく
よく気がついたね!と農家仲間に褒められた。

猫に餌やりするから来ただけで、
だから猫のおかげやね、と答えた私。

お爺さんは大腿骨骨折で入院となったそうだ。


怪我はしたけど、命に別状がなくてよかった。


救急車を呼ぶのは初めてじゃなかったけど、
慌てるね。


お爺さん、もう会わないかもしれないが
私がお爺さんに気がついたのは
猫のおかげなんだよって言ったら
きっと?て顔するだろうなぁ。







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