ハードルは幻: 自由に表現し、動き出すためのヒント

時間、空間、人間。
答えはいつも「間」にある。
がモットーの飯干です。

今回は「心の中の幻」がテーマです。
気づけば、何かを自分の中で、大きくも小さくもしている私たち。
時々、そんな幻の点検をして、サイズ感を調整するのって、大切だと思ったんです。

私は毎朝、ある方のメルマガを読んでいます。

ビジネス的に大成功していて、私が尊敬する諸先生方からも一目置かれている方です。とにかく、優秀!そういう印象が強い人です。

でもこの方、

「自分は優秀じゃない」
「ただ、頑張ってるだけ」

と、よくおっしゃるんですよ。
その度に私は「はいはい、謙遜。いやぁ、意識高いなぁ」と思っていました。

ところが、メルマガを取り始めてみたら……

誤字がやたら多いんですよ!
誤変換もわりとあるんです。
本文だけじゃなく、タイトルが変な日も!

それで、イメージが変わったんです。

「メルマガは5分で書いて配信まで終える」とおっしゃっていたので、以前は「神業!ほんとすごいな」と思っていましたが、誤字の具合を見る限り、推敲もしていないかも……!
それなら、5分で終わるだろうなと。

私はわかりやすい部分だけを見て「この人はすごい人」って、自分の中で大きくしちゃっていたんですね。

すごい人のやっていること
イコール
私には関係ないこと

そんな構図も無意識にできます。
すると、この方のやっていることは、学習の対象にならないんですよ。
なにせ、自分とは違う関係ない世界の話ですから。

けれど、普通のひとが、この結果を出している。

そんな目で見直した時、私のある悩みが消えましたね。

それは「メルマガ」「LINE」「note」のこと。
何だか文章がまとまらず、書くのに時間もかかりすぎるので、他のことを優先した結果、配信しなかった……みたいなことが続いていたんです。

でも、目的は「伝えること」なので、下手でも誤字だらけでも、出す方を優先すればいいんだなと。

「文章」のハードルも、幻の中で高くなっていたようです。

形も整えた方がいいに決まっているけれど、あれもこれも取れないんだったら、大切なものだけ残して、動く。
それでいいんだと、ラクになりました。

この気づきは文章を書くことだけに限らず、いろいろな場面でも応用できそうです。

憧れている人。
すごいと見上げている人。
その人は、ただ簡単なことを簡単なまま、やっているのかもしれません。


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