見出し画像

【カコメンのみなさまへ】オンライン読書会の報告(第12回)

 第12回オンライン読書会を開催いたしました。

 読書会で顔見知りの3人が集まりましたので、ちょっと長めの自己紹介で始めました。日々のカコタム活動で感じていることのお話が出来て、とても嬉しかったです。
 今回紹介された本について。

りえ:黒川祥子『県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校』
 しーちゃんのお勧めということで、ちょっとしーちゃんの考えていることに一端がわかった気がします。しーちゃんは謎多き人なので、ほんの僅かにわかった気がするだけです。40代50代が熱く頑張ってるところがいいし、やっぱ人事で人を引っ張ってこれるって強くて、それには日々の息の長い頑張りと情熱と強かさの裏打ちが要るのよなあ、というのが、社会人生活がそこそこある私の感想です。読書会では言えませんでしたが、ある先生が赴任するにあたり、これまでのラフな服装からスーツ姿に変えるところが好きでした。君子は豹変す。私もお勧め。

なおちゃん:田島木綿子『海獣学者、クジラを解剖する。海の哺乳類の死体が教えてくれること』
 子どもとの学習時間で出た話題をきっかけに読み始めたとのこと。モササウルスとクジラの、あるいは魚類の骨格の違いを画面共有を駆使して紹介してくれました。本の紹介から、「こういうことを見せたら子どもが興味を持ってくれるんじゃないかなぁ」と思って陰で努力しているなおちゃんが垣間見えるんですよね。我が家にこの本の記事が載ったビッグイシューがあったので、今度会うときなおちゃんにあげます。

はなたん:高橋弘樹編著『天才たちの未来予想図』
 内田舞さんという小児精神科医の方を紹介していただきました。また、彼女の人生と「マイクロアグレッション」という言葉、はなたんのこと、最近のカコタムでの出来事など、織り交ぜて話していただき、とっても大事な話を聞かせていただきありがとう、という気持ちです。誰かにとって些細なことがその子にとっては大きく感じられること、自分を振り返っても、子どもの傍でも感じることがあります。『星の王子さま』も読み返したくなりました。

 最近カコタムでしていることや、子どもの言葉で感じたこと、助っ人でほかの拠点に行くときのことなど、はなたんやなおちゃんの言葉で気づいたことがいろいろありました。ありがとう!
 私は助っ人でいろいろな拠点に行くことを楽しんでいて(カコタムは私の趣味活動)、これってどういう流れなのかなぁとか、今何をすればいいかわからん、みたいな気持ちで他拠点でぬぼーと立ってたりすることも比較的平気なので、「知らない拠点に行くのは緊張する」というのが、いまいちピンときていなかったんだということがわかりました。私は不愛想だし緊張する質なのは間違いないですが、紆余曲折で「仕方ないじゃないか!」という逆振りの無神経っぽいところがあるんですよ。気を付けてるんですけど。今回二人のおかげでちょっと気づいたので、コーディネーターとしても、もう少し何かできるかもしれない。

 はなたんが、以前私が紹介した『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』を面白かったと言ってくれて、なおちゃんも『驚きの介護民俗学』読みました、と後で言ってくれました。私は本当にお勧めという気持ちで紹介していますが、参加してくださった方が紹介された本を読むかどうかには、興味がなかったんですね。今もそこにはそんなに興味はないんですけど、2人がそう言ってくれて本当に嬉しいです。どんなところを面白いと思ってくれたのかなあ。

 次回はまた初参加の方を誘うことに力を入れてみようと思っています。「一緒にやろう」と誘うより「勝手に一人でやってる」タイプの私ですが、読書会は一人で出来ないところが面白いです。本の好き嫌いは関係ありません。メンバーは、参加を是非ご一考ください。