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【カコメンのみなさまへ】オンライン読書会の報告(第10回)

 第10回オンライン読書会を開催いたしました。

 今回紹介された本について。

りえ:六車由実『驚きの介護民俗学』
 私は、話を「聴く」ということになんとなく興味があるらしい。この本も筆者が介護の現場で「聞き書き」をしています。支援する側、される側の非対称性のことや、驚き続けることの難しさのことは、学習支援とも関係が深いと思います。文面から著者の真面目さが伝わってきます。

よりこ:トールキン『トールキン小品集』
 よりこさんの語る物語のあらすじに引き込まれました。よりこさんはトールキンがお好きなので、『指輪物語』や作品の時代背景、トールキンのこともいろいろとお話ししてくださいました。言葉で世界を構築して、それが時空を超えてたくさんの人を夢中にさせるってすごいことですね。

しゅんご:金原ひとみ『パリの砂漠、東京の蜃気楼』
 印象的な表紙のエッセイ集。「救いがないけどどうにか生きてる」著者の言葉は、今まさにどうにか生きてる人の力になるかも。必要な言葉が必要とする人に届くといいな。

はなたん:又吉直樹『東京百景』
 はなたんは又吉直樹氏にはまっているそうです。YouTubeチャンネルをお勧めしていただきましたので、読書会後、暇を見つけては視聴しております。お笑い芸人の話で、よりこさんからラーメンズの話が出たのも面白かったです。ラーメンズの話、第9回の時に私も少ししてます。

なおちゃん:森宮ねじ子『ねじ子が精神疾患に出会ったときに考えていることをまとめてみた』
 鬱症状のある方の話を聞いて自分もしんどくなったことなどが読んだきっかけ。知識が対人の場面で助けになることがあります。別に紹介してくれた合唱曲の詩の世界、私も味わってみます。

 読書会10回目、参加してくださる方々のおかげで続いております。私はこの間に、オンラインの読書会に参加してみたり、身辺雑記をnoteに書いてみたりと、やり始めたことも多く、ここで紹介された本も何冊か読みました。約2年前にカコタムの門戸を叩いたことから始まっているので、「カコタムに関わって、こうだよ」みたいな話を、他のメンバーのみなさまから聞けたりすると、とっても嬉しくなります。あと、今月はオンラインの読書会でしかお話ししたことのなかった方が、スタサポに助っ人に来てくれてお会いすることが出来ました!嬉しい!
 紹介する本は、あってもなくても全部読んでなくてもこれから読みたいでも、もはやなんでもOKの体制ですので、カコタムメンバーの方、ご都合あえばどうぞ、ご参加ください。