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【カコメンのみなさまへ】オンライン読書会の報告(3月の回)

 オンライン読書会を開催いたしました。
 今回紹介された本について。

りえ:岩田徹『一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語』
 今月この著者の講演会に行き、その帰り道にこの本を買いました。今の私が心に残ったポイントを挙げると、①函館ラ・サール高校、②NeedsでなくWantsを見つける、③加納朋子『カーテンコール!』が読みたい、です。①は環境、人間関係の影響が大きいものだということ、②は表層に浮き上がっていないものをとらえるには、偶然や行動が必要なんじゃないかと思うこと、③はこの人が面白いという本は信頼できる、ざっくり言うとそんなまとめになります。岩田さんのブックリストを3人で見て、「この著者知ってる」「これ読んだ」など話せたことも面白かったです。

なおちゃん:岡崎雅子『寝ても覚めてもアザラシ救助隊』
 とにかく「アザラシがかわいい」という話をしました。かおりさんも読んだことがあり、動物や生き物の話は楽しいですね。幼い頃の「〇〇大好き」を貫き通せるってすごいなあと思います。貫き通すって感じでもないのかな、かわいい・大好きが永久にグルグル回転して止まらない感じなんでしょうか。
 個人的には、「~~を知るために〇〇(例えばアザラシ)を研究する」というのと「〇〇(例えばアザラシ)が好きで研究していたら~~がわかった」があると思っていて、どっちなのかは日頃の生活でも結構気になるところです。

かおり:木下龍也『あなたのための短歌集』
 私が「一万円選書」の話をすると予告していたので、「一万円」「オーダー」等の共通点から紹介する本に選んでくれたとのこと。私としては、『一万円選書』の感想とも混ざって非常に面白かったです。気になった短歌のうち、一首はとってもなおちゃんにぴったりだなあと思いました。本好きとして、表紙カバーのお話も面白かったです。今年、チェンソーマン推し会をしたのですが、『あなたのための短歌集』推し会もしたくなってきました。買って読むので、好きベスト3首選んでずっとその話をスナック菓子食べながらしたい。
 私が読書会時に思い出したくて思い出せなかったのは、岡野大嗣との共著『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』でした。いつか「怖い本」読書会があったら紹介しようと思っていたのがこの本です。

 「3月末で同じ課の後輩が異動で引っ越すので、餞別に文庫本を3冊渡したい、1冊は決まっている、あと2冊考えて」という私の依頼に、お二人ともとても素敵な本を紹介してくれました!ありがとう!私も読むよ。今回も読書会に参加してくれて、本当にどうもありがとうございます!

 今回はいつも以上に読書会のレポートではなく私の読書会後の感想になっちゃいました。
 メンバーのみなさん、「こんな本読んだよ」「最近本は読んでないけど、メンバーとおしゃべりしてみたい」など、お時間があえば是非ご参加ください。よろしくお願いします!