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手をつなぐ高齢者

高齢者の連帯を呼びかけているわけではありません。文字通り手をつないで歩く高齢者のことです。日本では小さい子どもや若いカップルが手をつなぐことが多かったですが、ある程度の年齢になると減ったように思います。海外ではよく目にしたのですが。

今は違います。手をつなぐ高齢者をあちこちで見ます。夫婦かもしれませんしそれ以外の関係かもしれませんが、いずれにしても手をつなぐ姿に私はほのぼのとしたものを感じます。

手をつなぐ理由のひとつに転ばないためというのがあります。作家の阿川佐和子さんもエッセイの中で「転ぶのが心配だから夫と手をつなぐようになった」と書いておられました。よく分かります。私も最近は転びそうになることが増えてきました。いや、実際に転んでいます。「転ばぬ先の杖」ならぬ「転ばぬ先の手つなぎ」は私とっても時間の問題のようです。

手をつなぐことでそれまで醒めていた夫婦の関係がよくなったと言う知人がいます。確かに手をつなぐことによってお互いの温もりが感じられ安心感が得られます。一石二鳥のようです。

海外では手をつないであるく高齢カップルが日常の風景になっています。

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