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pyi選手から学ぶ『猛攻しないルカリオ』

竜王戦の予選で、なんとpyi選手がルカリオで活躍されていました!
この大会を機に、ルカリオに興味を持った人も多いのではないでしょうか。

pyi選手のルカリオを見ていて、個人的にひとつ大きな学びがありました。
それは、ルカリオは初手猛攻しない方が強いということなんです。
本稿では、その強みについて詳しく解説した上で、新たなのルカリオの可能性について考えてみたいと思います。


一般的なルカリオの立ち回り

ルカリオは最初にもうこうダンベルを積みに行く動きが一般的です。

上の草むらに隠れながら初手でもうこうダンベルを積みに行く

ルカリオはラスヒが強く機動力も高いため、もうこうダンベルを低リスクで積めます。そのため、このような動きが強いと考えられてきました。

pyi選手のルカリオの立ち回り

pyi選手のルカリオは初手猛攻に行かず、はじめに草むらに隠れます。

step1. 草むらに隠れる

その後、敵がもうこうダンベルを積みにきたら倒しにいきます。序盤強いマッシブーンでさえも、意外と余裕で倒し切ることができます。このようにKOできてしまえばレベル5は確実。もうルカリオは止まりません。

step2. ゴールを阻止する
step3. もうこうダンベルを積みに来たポケモンを倒す

pyi選手は相手がニンフィアの場合を除くと、毎回この動きでした。同チームのTON・GG選手も動画でこの動きを紹介していたので、おそらくチーム内の定石となっているのでしょう。

ちなみに、相手がもうこうダンベルを積みに来ない場合は中立の野生を取り合います。ルカリオは序盤のラスヒが強力なので、このような取り合いは9割勝てます。

もうこうダンベルを積みに来ない場合は中立を取り合う

この後は、お互いに中立→自陣→自陣→中立と取る展開になるのが一般的ですが、そうなれば中立はルカリオのものと言っても過言ではありません。獲得できる野生は4-2となり安定して有利を作れる訳ですね。

ちなみに、四天王杯ではべちん選手が上レーンを1人で担当していましたが、こちらは右上からスタートし、左上、中立と続きます。やはりこの場合も初手猛攻はしていません。

上レーンを1人で担当する場合

ビルドの常識も変わりそうな件

初手猛攻しない立ち回りを前提とするのであれば、ルカリオのビルドの常識が変わる可能性があります。

1. もうこう無し3火力

ルカリオの持ち物はもうこうダンベルが確定で、残り2枠をちからのハチマキ、じゃくてんほけん、するどいツメの中からお好みで選ぶというのが一般的です。しかし、最初に相手と殴り合うのであれば、もうこうダンベルを抜いた方が強い可能性があります。
実は、このもうこう無し3火力、ルカリオ全盛期に少しだけ流行っていました。当時はいろあす選手も高く評価されていました。

2. ボタン神速/スピーダー神速/プラパ神速

神速ルカリオのバトルアイテムは、一般的にはなんでもなおし一択となっています。これも、最初に殴り合うのが前提であるならば、なおし以外の方が強い可能性があります。立ち回りの話を抜きにしても、個人的には昔からなんでもなおしよりも脱出ボタンやスピーダー、プラスパワーの方が優れているシーンもあると感じていたので、なんでもなおしを持たない神速が主流になる可能性もあると思います。
過去に僕がプラスパワーやスピーダーの神速を紹介しているので、若干情報が古いですが良ければ参考にしてください。

【おまけ】 T3のドラフト一覧

ルカリオをドラフトで採用する際のヒントとして参考にしてみてください。配信内での発言含め、個人的な気づきとしてはこんな感じです。

  • 特に他キャラを優先する理由がない場合、ルカリオを選択

  • 相手サポがピクシーの場合、おこうスピンカメックスを選択

  • 相手中央がゾロアークやカイリューの場合、ミミッキュを選択

  • 相手全体が硬くグロパンで倒せない場合、ニンフィアやガブリアスを選択

1回戦 第1試合
1回戦 第2試合
2回戦 第1試合
2回戦 第2試合
3回戦 第1試合
3回戦 第2試合
4回戦 第1試合
4回戦 第2試合
5回戦 第1試合
5回戦 第2試合
6回戦 第1試合
6回戦 第2試合
7回戦 第1試合
7回戦 第2試合
8回戦 第1試合
8回戦 第2試合
9回戦 第1試合
9回戦 第2試合
10回戦 第1試合
10回戦 第2試合
11回戦 第1試合

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