【陰陽☯の章・5/4/後Ⅱ】〜『いったい私はどんな体質であるのか!?』［第5章〜4節・後Ⅱ］より

◉［最終章］【誰でも解かる『漢方概論』】〜、…［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る〜【第5章/第4節・後Ⅱ】］②

【第5章】〜［「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身の体質」を知る］〜、　　　［Ⅳ］〜【脾虚寒証体質・後Ⅱ／素因分類】例題⑫の解説、

［Ⅳ］〜【『脾虚寒証体質』（『脾気下陥』）』／［解説］】〜
※［上記の「サンプル」となる「人物〜 N・Fさん（50歳中半）/男性・工場勤務」について「体質の解説」をします。］
※［上記「サンプル」の「太文字」の部分を、解説する］

■先ず「望診＆聞診＆触診（腹診）」からですが、…
●「望診」〜「口が大きい」、…
「唇（カパカパ）・舌（やや湿り舌・舌の周りの歯型あり）」事を確認する…。
●「聞診」〜「お腹のポチッャ音＆ゴロゴロ音」を確認する…。
●「触診＆腹診」〜「背腰部（脾兪・胃瘉 辺り）」に、やや膨隆状の丘腫が確認される…。
「左下腹部の圧痛＆心下痞が、臍の上（中脘穴）辺り」に確認される、…。
を解説すると、…

【◆蔵象学の五臓の『胃・脾』／
◆陰陽の『陰・陽』／
◆虚実の『虚』／
◆寒熱の『寒』／
◆気・血・水論の『気・水』／
◆三焦論の『中焦』／
◆経絡論の『脾経・胃経・膀胱経』／
◆病因 - 素因の『脾虚体質』／
◆病因 - 内因の『思』／
◆病因 - 不内外因の『暴飲暴食』（冷食）／
◆病因 - 外因の『湿邪・寒邪』 】が関係します。

〜［今ファイル］〜

◇その理由は、体質として『脾虚寒証体質』（『脾の陽虚』） があると、それが「証」となって、下記の様な「症状」を呈します。
➀ 先ず『素因（脾虚証体質）』の方の、「身体的特徴」として、「口が大きい」等があります…。
② 次に『腹診』による「左下腹部の圧痛＆心下痞が、臍の上（中脘穴）辺り」、「背腰部（脾兪・胃瘉 辺り）」に、やや膨隆状の丘腫の確認」も、『脾虚証体質』の特徴とされています。
③ 更に『舌診』より、「唇（カパカパ）」の「証」は『脾虚証体質』であり、…
その体質が更に変動すると「舌（やや湿り舌・舌の周りの歯型あり）」の様に『脾虚寒証体質』に陥ったりします…。
④ 最後に『聞診』より、「お腹のポチッャ音＆ゴロゴロ音」を確認する」の症状も『脾虚寒証体質』の「サイン」と云える…。

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■次に、「問い➀」ですが、…
◆『「腰臀部に動作時痛がある」と云う事ですが、…
・「温める（温泉♨等）」と痛みが和らぎ、…
・「下痢が続く」と痛みが増し、…
・「朝方、寒い」と痛む、…
等があった事は無かったですか!?』　を解説すると、…

【◆蔵象学の五臓の『腎・脾』／
◆陰陽の『陽』／
◆虚実の『虚』／
◆寒熱の『寒』／
◆気・血・水論の『気・水』／
◆三焦論の『中焦・下焦』／
◆経絡論の『脾経・胃経・膀胱経』／
◆病因 - 素因の『脾虚体質』／
◆病因 - 内因の『思』／
◆病因 - 不内外因の『暴飲暴食』（冷食）／◆病因 - 外因の『湿邪・寒邪』 】が関係します。

〜［今ファイル］〜

◇その理由は、…
➀ 元々、体質として『脾虚寒証体質』の方は、常に「年中「便」が安定してくれない（「下痢＆軟便＆便秘」を繰り返す）、…
② その症状を和らげる為に、…
・「「温める（温泉♨等）」と痛みが和らぐ」事を本能で知っていると云える…。
※［所謂、『脾の陽虚』の改善の為。］
③ 更に、「下痢が続くと、腹の痛みが増す」症状は、『陽虚』の症状であり、…
更に、同時に「腹の痛みが増す」事が『脾の気虚』の症状が現れた事を示す、…
④ この状態が久しく続いた結果、…・「朝方、寒いと腰が痛む」と云う『脾陽虚証』を呈する様になったと云える…。

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■次に、「問い②」ですが、…
●『前回の診察中、「唇（カパカパ）・舌（やや湿り舌・舌の周りの歯型あり）」事を「確認」していますが、…
・何時も「昼ご飯の後」に、眠くなるを繰り返す…。
・「下痢をした時」同時に腹痛がしたり、…
・「仕事で踏ん張りが効かなく」なったり、…
・「思い悩んでしまう事ありますか⁉」を解説すると、…

【◆蔵象学の五臓の『胃・脾』／
◆陰陽の『陽』／
◆虚実の『虚』／
◆寒熱の『寒』／
◆気・血・水論の『気・水』／
◆三焦論の『中焦』／
◆経絡論の『脾経・胃経』／
◆病因 - 素因の『脾虚体質』／
◆病因 - 内因の『思』／
◆病因 - 不内外因の『暴飲暴食』（冷食）／◆病因 - 外因の『湿邪・寒邪』 】が関係します。

〜［今ファイル］〜

◇その理由は、…
➀ 元々、体質として『脾虚証体質』の方は、「唇（カパカパ）/ 舌（やや湿舌・舌の周りの歯型あり）」等の「舌」になり易いが、…
② それが長引くと、…
・何時も「昼ご飯の後」に、眠くなるを繰り返す…。
※［所謂、『脾の陽虚』に侵された状態］
・「下痢をした時、同時に腹痛がしたり、…するが、…その後は、スッキリする」と云う様な症状に状態に陥り、…
※［所謂、『単なる脾虚』に戻された状態］
③ 更に、「仕事で踏ん張りが効かなく」等の症状は、再び『脾の陽虚』の症状であり、…
④ この『脾陽虚証』の「証」の確認の為に、…「最近、思い悩んでしまう事ありますか⁉」と云うを質問をぶつけて確認する…。

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■最後に、「問い③」ですが、…
●『「Y・Kさん」の「既往歴」についての質問ですが、…
・「夏は、何とも無い」が、…「冬」になると、「鼻詰まり（鼻炎）」が毎年起こる…。
・「アトピー性の皮膚炎」、「湿疹」、「糖尿病」、「関節炎」、「甲状腺の異常」、「不眠」、「膀胱炎」、「歯痛」、「動悸」のどれかに罹った事は無いですか!?』　を解説すると、…

【◆蔵象学の五臓の『胃・脾』／
◆陰陽の『陽』／
◆虚実の『虚』／
◆寒熱の『寒』／
◆気・血・水論の『気・水』／
◆三焦論の『中焦』／
◆経絡論の『脾経・胃経』／
◆病因 - 素因の『脾虚体質』／
◆病因 - 内因の『思』／
◆病因 - 不内外因の『暴飲暴食』（冷食）／◆病因 - 外因の『湿邪・寒邪』 】が関係します。

〜［今ファイル］〜

◇その理由は、…
➀ 元々、体質として『脾虚証体質』の方は、「夏は、何とも無い」が、…「冬」になると、「鼻詰まり（鼻炎）」が毎年起こる…。と云う症状を呈し易いが、…
② 先ずは『脾陽虚』の質問として、…
・「オシッコは近い方」ですか!?、…
・「冬場」に「夜間尿」が増えますか!?、…
次に『脾虚証』の中でも、『脾の陽虚/脾の陰虚』の症状をそれぞれぶつけてみたのである…。
※［例えば、「不眠/糖尿病/甲状腺の異常/関節炎/膀胱炎 ⇒（脾の陰虚）」、「動悸/膀胱炎/湿疹/下痢 ⇒（脾の陽虚）」の症状である…。］

次回、…［Ⅳ］〜【脾虚寒証体質/後Ⅱ/脾気下陥／素因分類】「考察」へ、続く…。