【Kampo opinion・[Ⅶ]/[4]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅶ章(最終章)〜4節]
◉[アプリ制作版-Beginning]【Kampo opinion 〜 『いったい、私はどの様な体質なの!?』】〜、いよいよアプリに載せる診断法の解説[「東洋医学の方程式」を駆使して、「自身のsine(サイン)」を知る〜【第Ⅶ章(最終章)/第4節】]
【アプリ-Beginning】〜[「東洋医学の方程式」を駆使して、実際に「自身の体質」を分類してみよう!! …多部抜粋]、
◉[第Ⅶ章]〜『陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証体質』/素因7分類、
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[Ⅳ]〜【『陽虚証(気/血共に、「虚」する状態)証体質』が影響を受け易いと思う『病因(内因/外因/不内外因)』とは!?】
➀〜[七情『憂』(心の感情)「影響が中」]、
②〜[七情『思』(脾の感情)「影響が大」]、
③〜[七情『悲』(肺の感情)「影響が中」]、
④〜[六淫『風邪』(気飛)「影響が中」]、
⑤〜[六淫『寒邪』(寒冷)「影響が大」]、
⑥〜[六淫『暑邪』(血蒸)「影響が小」]、
⑦〜[六淫『湿邪』(血留)「影響が中」]、
⑧〜[六淫『燥邪』(気乾)「影響が小」]、
⑨〜[不内外因『労逸』(運動)「影響大」]、
⑩〜[不内外因『ストレス』(心身の/職場の)「影響が大」]、
⑪〜[不内外因『職場のプレッシャー』(環境/人間関係等)「影響が中」]、
⑫〜[不内外因『房事過多』(癖/人間関係等)「影響が大」]、
等が、主な病因としてある…。
※[上記の項目(➀〜⑫)の中で、…「自分に当てはまる⁉」と思った原因が、多ければ 多い程、『陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証ポイント』が高い事を示している。]
■【実際に『陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証体質』が影響を受け易い病因(内因/外因/不内外因)とは!?】を「解説④」すると、…
➀ 上記を観ると、…『内因(七情)〜思・憂・悲』が『(気/血、共に「虚」する⇒『陽虚』)』に関する「症状」に絡む事が解かる。
例えば、…
□『憂』は『心の感情』であるが、…その性質は『陰(分類)』であり、…
➀先ず[「気の滞り」を生む]、〜
②次に[『血滞』(気が滞れば、血も滞る)の生状態になる]、〜
③更に、…[久しく続くと、『陰と陽の両虚』が起こる。]⇒(これが『陽虚証』)
※[結果として、『陽虚』の原因となる。]
□『思』は『脾の感情』であるが、…その性質は『陰&陽』であり、その機序は、…
➀[「物思いに更ける」]、〜 ↓
②[『陰の感情』が、『気・血滞』を生む]、↓
③[久しく続くと、『陰と陽の両虚』が起こる。]⇒(これが『陽虚証』)
➀[「思い焦がれる」]、〜 ↓
②[『陽の感情』が『気逆/血燥』を生む]↓
③[久しく続くと、『陰と陽の両虚』が起こる。]⇒(これが『陽虚証』)
※[結果として、『気/血の虚』が発生する。]
□『悲』も『肺の感情』であるが、…その性質は『陰(分類)』であり、…
➀先ず[「気の滞り」を生む]、〜
②次に[『血滞』(気が滞れば、血も滞る)の生状態になる]、〜
③更に、…[久しく続くと、『陰と陽の両虚』が起こる。]⇒(これが『陽虚証』)
※[結果として、『陽虚』の原因となる。]
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②上記を観ると、…『外因(六淫/外邪)〜風・寒・暑・湿・燥』(気/血、共に「虚」する⇒『陽虚』)』に関する「症状」に絡む事が解かる。
例えば、…
□『風』は『肝の司因』であるが、…その性質は『陽(分類)』であり、…
➀先ず[「気の散乱」を生む]、〜
②次に[『血燥』(気が散れば、血が燥く)状態になる]、〜
③ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
④[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『寒』は『腎の司因』であるが、その性質は『陰(分類)』であり、…
➀先ず[「気が畏まる(かしこまる)」を生む]、〜
②次に[『血滞』(気が畏怖すれば、血が滞る)状態になる]、〜
③ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
「陽明経の虚(中焦の虚)」が絡む場合、…
④[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『暑』は『心の司因』であるが、その性質は『陽(分類)』であり、…
➀先ず[「血・水を削ぐ」環境である]、〜
②次に[「血の枯渇」(血・水が消耗すれば、血が燥く)状態になる]、〜
③ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
「陽明経の虚(中焦の虚)」が絡む場合、…
④[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『湿』は『脾の司因』であるが、その性質は、『陰(分類)』であり、…
➀先ず[「血・水を滞留 ⇒血分」を発生させる環境である]、〜
②ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
③[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『燥』は『肺の司因』であるが、その性質は、『陽(分類)』であり、…
➀先ず[「血・水を乾燥 」させる環境である]、〜
②ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
③[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
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③上記を観ると、…『不内外因(労逸/ストレス・プレッシャー/房事過多)』(気/血、共に「虚」する⇒『陽虚』)』に関する「症状」に絡む事が解かる。
例えば、…
□『労逸(働き過ぎ&怠け過ぎ)』は『肝』『脾』及び『肺』にダメージを与える『病因』であるが、… その病理は「働き過ぎ」の場合、「気も血も使い切る状態」による、『血熱』を生んでしまう。
しかし、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
◇これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、… (虚熱を出し切れず)
③[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□また、「怠け過ぎ」の病理の場合も、『脾』『肺』にダメージを与える事による、
「気も血も滞る状態」による、『気・血滞』を生んでしまう。
◇ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『気苦労(ストレス/プレッシャー)』は『脾』及び『肝』『肺』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
➀ 素因に『脾/肝/心虚』が認められる場合や、… ②『内因/怒・思・憂』に身体が支配された場合等に、上記の様な症状が現れる。
◇病理は、…『内因/怒・思・憂』に身体が支配されると、「気も血も滞る状態」による、『気・血滞』を生んでしまう。
◇ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
□『房事過多』は、『腎』及び『肝』にダメージを与える影響の『病因』であり、…
◇素因に『腎/肝虚』が認められる場合や、…
◇『内因/恐・怒』に身体が支配される場合 等に、上記の様な症状が現れる。
◇病理は、…➀「素因に『腎/肝虚』が認められる場合」や、 ②『内因/恐・怒』に身体が支配され、…『腎/肝虚』の状態が久しく続くと、『気・血滞』を生んでしまう。
◇ここで、通常の病理であれば、「虚熱を発生させ易い」のであるが、…
これに「陽明経の虚(所謂、中焦の虚)」が絡む場合、…
[『陰と陽の両虚』が起こる。]
※[結果として、『陽虚証』の状態となる。]
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次回、…
●【Kampoの章・[Ⅵ]/[5]】〜『いったい私はどんな体質なんだろう!?』[第Ⅵ章〜5節]「7種の体質/陽虚(気/血共に、「虚」する状態)証・質問事項&解説⑤」へ、続く…。
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