近視と遠視と老眼と

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私は長い間遠近両用のメガネを使っていた。
それは多分メガネ屋さんに勧められたからだと記憶している。
遠近両用のメガネは上部が近視用のレンズ、下部が遠視用のレンズを適度な箇所でつなぎ合わせて、作られる。
私はよく目が疲れるので、目が弱いと思っていた。

ところが、ある日ふと気付いた。新聞を読むのに、メガネをかけるより裸眼の方がよく見えるのだ。うん？これって遠視じゃないよね。近視だけなんじゃない？いまさら？
老眼てなに？そこで遠視と老眼の違いを調べてみた。

まず、遠視は網膜の後方でピントが合うという屈折異常であり、遠くについては調節力が足りてみえるが、近いところで調節力が不足し見えない(これは私にあてはまらない)のに対し、老眼は老化による調節機能の低下で調節できる範囲が少なくなり、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなるものをいいます。(もともと近視で近くは見えるが遠くは見えない)

遠視と老眼は同じと思う人が多いが、違うらしい。が、説明読んでも違いがよくわからない

私はただ近視だけなんじゃない？
そんなとき、近視用のメガネで新聞を読むのに50センチ離して見えたら、遠近でなくてもいいと眼科に言われた、という人の情報により、それじゃ試してみようと思いたった。

メガネ屋さんに事情を話したら、遠近用と近視用だけのレンズで、見え方を調べてくれた。
な、なんと、仮のメガネで近視用だけのレンズで、新聞の小さい文字も遠近用より、くっきり見えたのだ。
それでようやく、何年もよく見えないレンズで過ごしてきたことがわかった。そりゃ眼精疲労にもなるでしょ。

年も年だから、ずっと老眼と思い込んでいたけど、世間でいう基準とは違うみたい。
私が言わなければ、メガネ屋さんはずっと遠近で調節していた訳だ。遠近はつなぎ目が少しずれるだけでも見えにくくなるので、目に大きなストレスがかかっていたのだと思う。

近視用のメガネだけで仕事も差し支えなく、noteもメガネはずさなくても良く見える。
スマホを少し離すことで、姿勢もよくなる。

この経験の中で気付いたことがある。
それは、一般的な常識に自分を合わせるのではなくて、自分自身の常識を知ることが大切だということだ。

ということで、眼精疲労は治りました。目薬も差しましたが…

皆さんは遠近両用のメガネ使ってますか？

ヘッダーは、近くのハナミズキ通りで咲いている可憐なハナミズキを撮りました