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いじめというと悪く聞こえるが

いじめの件で、私の子どもが経験したことを書いてみたいと思う。

まず、長女
長女には仲のよい友達がいた。親友のように小3くらいから、毎日一緒だった。6年になった時、そこに割り込んで来た子がいた。その子は、友達になってほしくて、近づいてきて、始めは3人一緒だったが、次第に娘の陰口を言うようになった。それから二人のいじめが始まった。

トイレに入ったら、外に出られなくなったり、(外からドアを押さえこむ)教室の中では仲間はずれにした。娘はだんだん孤独になって、朝学校に行く前になると、気持ち悪いと言って朝ご飯を食べなくなり、夜にドカ食いをするようになった。事情を知らなかった私は体の具合が悪いと思い、病院に連れていったりしたが、治らない。半年して、ようやく娘がいじめにあっていると告げた。私はどうしようか迷った。というのは、その子のお母さんは大人しくて、いい人だと知っていたからだ。母親に言うのも気がひけた。それに、間に入ってきた子の嫉妬が原因とわかってたから。

その時、私は少しスピリチュアル的な本を読んでいたので、まず、行動したのは、その親子を、いじめのことは何も言わずに食事に招待した。それも心を込めて。そして、その親の守護霊様に祈った。

そして、もうひとつしたことは、懇談の時に、事情を話し、中学校はクラスを別にしてほしいと先生に頼んだ。難しいけど、出来るだけ頼んでみると言ってくださった。子どもが言ってるだけで、私は見ていないので、決して先生は子どもたちに何も言わないでほしい、と言ったが娘に後で聞くと、先生は何かと自分をかまってくれるようになった為に、贔屓されてると言われたらしい。
その後、中学校でクラスが分かれて、娘の病気は治った。
時には逃げることも必要だ。

次に次女だ。
次女は毎日、靴箱の中の上靴に画鋲を入れられていた。
これも後で知ったのだが、これは次女が自分で解決した。
毎日犯人を見つけようと思って、朝と放課後、見張っていたらしい。それも一週間ずっと。そしたらその後、画鋲を入れられなくなったということだった。

これは、私は娘にずいぶん教えられた。そうだ被害者意識ばかりでなく、自分を守る術が必要なんだと。娘ながら、あっぱれと思った。

長女に関しては後日談がある。大学生の時、喫茶店でアルバイトしていた。帰ってくると、あそこには大魔王がいるねん。いつも意地悪するけどね。私は小学生の時の経験がきつかったから、あれ以上つらいことはないから、大丈夫やねん。と言いながら、大魔王(娘がつけたニックネーム)にどんなことをされるか、いつも話していた。

そっと、娘のバイトがない時、喫茶店に入って様子を見に行った。そしたら、いかにも意地悪そうな顔をした人が一人いた。失礼だが、顔そのものが意地悪な人って生まれてこのかた、初めてみたので、すぐに大魔王だとわかった。

そして思ったことは、長女の言葉から、経験したことが大きく生かされて、強くなったということ。決して無駄ではなかった。大人になっての人間関係はもっとつらい。そして、いじめは人間である以上なくならない。嫉妬から、目立たないようにいじめる人もいる。だから、いじめはあたり前と思った方が良い。大切なのは、いじめに対して強い精神力を持てるように、鍛えなければいけないんだなとつくづく思った次第である。

今は二人共強いお母さんになりました。三女だけ、何もありませんでしたが、この三女は職場で辛い体験をしました。子どもの時の耐性がなかったので、彼女にとっては初めての苦難でした。この体験は、いじめではないですが、私を最も苦しめました。

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ヒイラギ(柊)花言葉は「用心深さ」「あなたを守る」「保護」「剛直」「先見の明」「歓迎」

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