マガジンのカバー画像

短歌集

33
運営しているクリエイター

記事一覧

おくゆかし

おくゆかし

おうみのひとさんの記事から着物姿を拝見して、短歌を詠みたくなりました。また、絵は写真から、髪型は私の想像によるものです。

長い間着物はタンスの肥やしにしていて、着付けも数年前に習ったきりで、忘れています。数年間袖を通すこともなかったので、この記事を拝見して、昔を思い出して興奮しました。

結城紬をGoogleで調べてみました。

日本の絹織物の原点ともいわれている結城紬は、伝統的な技術で作られて

もっとみる
日本の神々 伊勢神宮

日本の神々 伊勢神宮

noteをしばらく休んで、果たして自分は何を書きたいのかなあ、と考えた時、ずっと、自分の人生の中で心底にあったものを書きたいと思いました。少し肩の力が抜けました。
私は伊勢神宮loveですから、まずは伊勢神宮のことを書きたいと思います。

歌…風そよぐ 外宮(げくう)への道 森々(しんしん)と
光あつめし 北斗七星

まず、伊勢参りは外宮(げくう)参拝が先です。豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)

もっとみる
小さな心 大きな心

小さな心 大きな心

仁の音さんの、この記事を拝見して、感銘を受けました。
仁の音さんの先輩が、お手紙で、 「毎年正月になると〝書き初め〟をする慣わしが、我が家にはある。子どものころから正月二日には、家族そろって一枚の紙に寄せ書きをやる。そこにその年の決意と家族の絆が出来るのである。親のすてきな演出ではある。」    

というようなお話を書いて来られたようです。そしてそれが脈々と家族に受け継がれている。ということでし

もっとみる
碧(みどり)

碧(みどり)

碧(あお、みどり、へき)
もとは碧玉(へきぎょく)からきているらしいですが、Googleで調べると、碧玉は、光輝く宝石のような青い石と書いていますが、広辞苑では、①みどりいろの玉②不純物を含む石英と書いています。どちらでしょうか。

碧だけで調べると、あおみどり、深い青となっています。
碧の字の王は、元は玉ということで、宝石を表します。
なので王のついた(偏)はおうへんと言わずに、たまへんといいま

もっとみる
こもれび

こもれび

新緑の木漏れ日をあびて、景色がゆらゆらと動いて見えました。まるで私の心のように

ゆらゆら揺れる心が愛おしい
ゆらゆら揺れる心が生きている証拠なんだなあ

梅園 梅めぐり

梅園 梅めぐり

昨日はお天気もよく、気分が良かったので、梅園に行ってきました。名前がそれぞれ素敵なので、梅の花と一緒に楽しんでいただけたらと思います

おまけ

和名のボケは中国名の木瓜(ボクカ、モクケ、モケ)が転訛したものと言われています。 別名はカラボケ(唐木瓜)です。

短歌
しだれ梅
ほとほとほとと
はじけたり
風の流れに
香りをのせて

何年かぶりに長距離歩きました。歩数計見たら13000歩でした。

子どもの日

子どもの日

今日は子どもの日
我が家に来るはずだった子どもたちが、体調悪くて来れなくなった。せめて写真を送ってもらって、孫の顔を描こうと思いました。
中学生になって、急に変貌しました。

皆様楽しい日をお過ごしください。

白黒の世界

白黒の世界

最近は、白黒に魅力を感じている。しんとした、音も感じない雑念もない、白黒の世界。
絵も墨色だけとか、鉛筆だけの白黒に心惹かれる

白黒の世界。写真も白黒が味があると、進んで求める若者もいると聞く。

描いている時に、こんな言葉が浮かんできた。

色即是空(しきそくぜくう)
般若心経の中の言葉だ。
うーん、難しい。何となくわかるようで、わからない。一つずつ解いていけば 

色…形ある物質や現象
即是

もっとみる
楊貴妃(梅)

楊貴妃(梅)

梅の枝が真っ直ぐ天に向かって艶やかに延びているのを見て、まるで楊貴妃の立ち姿のように見えました。
楊貴妃という名の梅です。
楊貴妃は、なぜか赤のイメージがあったので、紅梅にその名がついたのは納得しました。

楊 貴妃は、中国唐代の皇妃。姓は楊、名は玉環。貴妃は皇妃としての順位を表す称号。玄宗皇帝の寵姫。玄宗皇帝が寵愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたと伝えられたため、傾国の美女と呼ばれている。世

もっとみる
匂ひやさしや

匂ひやさしや

匂いに誘われて
梅の花に近づくと
微笑みかける
あなたの面影が垣間見え
切ない気持ちになりました

梅の花が咲く時期に
あなたは生まれました
あんなに優しかったあなた
永遠に続くと思った愛
だけど、今生ではもう二度と会うことはないでしょう
前世の夢まで見た私は
固く信じていたのです
愛を無くした私は生きる気力を失いました
そして自分を責めました

それから
長い年月を経て
自分を愛し人を愛す
自分

もっとみる
母へ 短歌2

母へ 短歌2

勉強の 
べの字も言わぬ 母の背に
教わりしは 生きる力なり

勉強をしなさいと言われたことはありませんが、わたしは兄妹の中で一番勉強好きでした。それ以上に、母の背中から、多くの苦難を乗り越える術を身につけました。

ひどいこと言われたので(内容はわかりません)、社長の頭をスリッパでたたいて帰ってきたと言っていました。
その会社をやめたかどうか、私は小さかったので、記憶にありませんが、それを聞いた

もっとみる
母へ 短歌1

母へ 短歌1

父が病気になり、母は近くの海にしじみを取りにいき、それを売ろうとしましたが、全く売れず、戸惑っていたら、道行く人が来て、あの街なら、良く売れるよと教えてくれました。そして、その街へ行ったら飛ぶように売れたということです。
私はこの話を聞いて、少し視点を変えれば、どうにかなるものだという教訓を得ました。

父亡くし
母の苦労は壮絶に
生きる糧は 愛のつながり

母を中心に家族が団結しました。温かい愛

もっとみる
keigoMさんの絵に三首

keigoMさんの絵に三首

keigoMさんから、年末12月にご依頼をいただき、歌を三首作りました。12月、お休みしていたので、それからずっと温めていた記事です。
まず、絵を見て、一番最初に私が感じた短歌です。

いろいろな人(色)を織り交ぜながら、ひとつの完成をめざしていく、ひとつの花をつくりあげていく、この花の絵に愛を感じました。

次に、keigoMさんの文章を読ませていただいて、彼の心の中を想像して、詠ませていただき

もっとみる
暴れし龍

暴れし龍

土地裂けて    
寄せくる波を
染み込ませ
地中深くで
暴れし龍よ

呼びかけて
声なき家に
縋りつき
無事でいてくれ
妻よ娘(こ)よ

寄付を終え
心落ち着く
我悲し
時の流れに
身を任すだけか

助けよう
焦る海保機
あはれなり
涙なくして
語れぬ所業

耐へぬいて
いつか光が
来たらんことを
祈るばかりぞ
耐へ耐へ抜いて