紫陽花

関西在住の60代女性です。趣味は映画鑑賞、歴史、歌 仕事は字を教えています。

紫陽花

関西在住の60代女性です。趣味は映画鑑賞、歴史、歌 仕事は字を教えています。

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記事一覧

おくゆかし

おうみのひとさんの記事から着物姿を拝見して、短歌を詠みたくなりました。また、絵は写真から、髪型は私の想像によるものです。 長い間着物はタンスの肥やしにしていて、…

紫陽花
2日前
65

青葉の笛

1085文字 新緑で青葉ということで、思い出しました そして今日は母の日 我が子を戦争に送る世の母はどんな気持ちだったでしょう。 …

紫陽花
5日前
68

こもれび

新緑の木漏れ日をあびて、景色がゆらゆらと動いて見えました。まるで私の心のように ゆらゆら揺れる心が愛おしい ゆらゆら揺れる心が生きている証拠なんだなあ

紫陽花
8日前
77

子どもの日

今日は子どもの日 我が家に来るはずだった子どもたちが、体調悪くて来れなくなった。せめて写真を送ってもらって、孫の顔を描こうと思いました。 中学生になって、急に変貌…

紫陽花
11日前
77

我が庵は…

          819文字 たつみ…辰巳(東南)  しかぞすむ…然(しか)ぞ住む(このように住む)。 うぢやま…宇治山(うぢと憂しをかけた掛詞) 歌の意味 私の粗末な…

紫陽花
2週間前
72

春すぎて…

         636文字 けらし…らしい 白妙…白い布 てふ…(といふのつまったかたち)→てう→ちょう 春が過ぎて夏が来たようだ。 夏になると白い衣を干すという、…

紫陽花
2週間前
74

近視と遠視と老眼と

         1002文字 私は長い間遠近両用のメガネを使っていた。 それは多分メガネ屋さんに勧められたからだと記憶している。 遠近両用のメガネは上部が近視用のレ…

紫陽花
3週間前
74

花の色は…

         559文字 小野小町の有名な歌を、書いてみました。 花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふる ながめせしまに 小野小町は六歌仙唯一の女流歌…

紫陽花
4週間前
92

山と湖

みどりの深い山に湖があって、その湖に微かな光がさしている。その光に希望を感じて、湖に映る私は老いているけど、活気ある頃に戻ることが出来たらと恥ずかしながら願って…

紫陽花
1か月前
87

体調、気力がなかなか戻りませんので、長期お休みします。
noteからもしばらく離れます

皆様も、どうかお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
今まで応援いただき、有難うございました。心より御礼申し上げます。
またいつかお会い出来ますように…
ごきげんよう

紫陽花
1か月前
74

しづやしづ

昔、吉川英治の新平家物語を夢中で読んだ。何度泣いたことだろう。 全16巻で、その内、源義経、静御前の事を記してある、15,16巻は何度も読んだ。 義経が頼朝に追われて奥…

紫陽花
2か月前
77

白黒の世界

最近は、白黒に魅力を感じている。しんとした、音も感じない雑念もない、白黒の世界。 絵も墨色だけとか、鉛筆だけの白黒に心惹かれる 白黒の世界。写真も白黒が味がある…

紫陽花
2か月前
78

私は記事を書くとき、自分の過去体験が多い。一人に向けてメッセージしたい時、過去を取り出す場合もある。主張がある時、出来るだけ片寄らないように気を遣うので、かなりエネルギーを費やする。でも時々休憩が、必要だと感じてきた。絵を描いて癒やしています。明日から皆さんの記事拝見にいきます。

紫陽花
2か月前
74

いじめというと悪く聞こえるが

いじめの件で、私の子どもが経験したことを書いてみたいと思う。 まず、長女 長女には仲のよい友達がいた。親友のように小3くらいから、毎日一緒だった。6年になった時…

紫陽花
2か月前
74

楊貴妃(梅)

梅の枝が真っ直ぐ天に向かって艶やかに延びているのを見て、まるで楊貴妃の立ち姿のように見えました。 楊貴妃という名の梅です。 楊貴妃は、なぜか赤のイメージがあったの…

紫陽花
2か月前
66

心ズキズキ ワクワク

朝ドラ、ヴギウギを見ていたら、東京ヴギウギの歌の中で、♫ 心ズキズキ、ワクワク〜♫ というフレーズがあった。 心ドキドキではなくて、 ズキズキ! この言葉で、戦後…

紫陽花
2か月前
88
おくゆかし

おくゆかし

おうみのひとさんの記事から着物姿を拝見して、短歌を詠みたくなりました。また、絵は写真から、髪型は私の想像によるものです。

長い間着物はタンスの肥やしにしていて、着付けも数年前に習ったきりで、忘れています。数年間袖を通すこともなかったので、この記事を拝見して、昔を思い出して興奮しました。

結城紬をGoogleで調べてみました。

日本の絹織物の原点ともいわれている結城紬は、伝統的な技術で作られて

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青葉の笛

青葉の笛

1085文字
新緑で青葉ということで、思い出しました
そして今日は母の日
我が子を戦争に送る世の母はどんな気持ちだったでしょう。

吉川英治の、新平家物語で、忘れられない物語がある。全16巻の内の11巻

それは一ノ谷合戦の時の模様だ。

源氏の方は熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)、当代唯一の剛のものと言われる侍。片や

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こもれび

こもれび

新緑の木漏れ日をあびて、景色がゆらゆらと動いて見えました。まるで私の心のように

ゆらゆら揺れる心が愛おしい
ゆらゆら揺れる心が生きている証拠なんだなあ

子どもの日

子どもの日

今日は子どもの日
我が家に来るはずだった子どもたちが、体調悪くて来れなくなった。せめて写真を送ってもらって、孫の顔を描こうと思いました。
中学生になって、急に変貌しました。

皆様楽しい日をお過ごしください。

我が庵は…

我が庵は…

          819文字

たつみ…辰巳(東南) 
しかぞすむ…然(しか)ぞ住む(このように住む)。
うぢやま…宇治山(うぢと憂しをかけた掛詞)

歌の意味
私の粗末な小屋は都の東南にあって、このように(心安らかに、のんびり楽しく)住んでいる。(それなのに)世の中を憂えて住む宇治山だと世間の人々は言っているそうだ

喜撰法師は平安時代初期の真言宗の僧、六歌仙の一人で、詳しい伝記は残っていない

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春すぎて…

春すぎて…

         636文字

けらし…らしい 白妙…白い布 てふ…(といふのつまったかたち)→てう→ちょう

春が過ぎて夏が来たようだ。 夏になると白い衣を干すという、天の香具山に真っ白い衣が干されているから

前回の小町の歌は、コメントで読みづらかったということなので、変体がな、はずしました。
 
持統天皇は推古天皇、皇極天皇、斉明天皇に次ぐ女性天皇です。皇極天皇と斉明天皇は同じ人なので、女性

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近視と遠視と老眼と

近視と遠視と老眼と

         1002文字
私は長い間遠近両用のメガネを使っていた。
それは多分メガネ屋さんに勧められたからだと記憶している。
遠近両用のメガネは上部が近視用のレンズ、下部が遠視用のレンズを適度な箇所でつなぎ合わせて、作られる。
私はよく目が疲れるので、目が弱いと思っていた。

ところが、ある日ふと気付いた。新聞を読むのに、メガネをかけるより裸眼の方がよく見えるのだ。うん?これって遠視じゃない

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花の色は…

花の色は…

         559文字

小野小町の有名な歌を、書いてみました。

花の色は
うつりにけりないたづらに
わが身世にふる
ながめせしまに

小野小町は六歌仙唯一の女流歌人。絶世の美女と伝えられてるが、その経歴は正確なことがわかっていないらしい。
六歌仙…平安初期の六人の和歌の名人。在原業平(ありわらのなりひら)・僧正遍昭(へんじょう)・喜撰(きせん)法師・大伴黒主(おおとものくろぬし)・文屋康

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山と湖

山と湖

みどりの深い山に湖があって、その湖に微かな光がさしている。その光に希望を感じて、湖に映る私は老いているけど、活気ある頃に戻ることが出来たらと恥ずかしながら願ってしまうのだ。

毎日瞑想、ヨガをして呼吸筋を鍛え、咳を鎮めることを考え、内なるエネルギーを探しました。人の世話ばかりしていた私はやっと自分のことを世話して、自分の身体を見つめることが大切だと気付きました。病気になったお陰です。もう、いろんな

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体調、気力がなかなか戻りませんので、長期お休みします。
noteからもしばらく離れます

皆様も、どうかお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
今まで応援いただき、有難うございました。心より御礼申し上げます。
またいつかお会い出来ますように…
ごきげんよう

しづやしづ

しづやしづ

昔、吉川英治の新平家物語を夢中で読んだ。何度泣いたことだろう。
全16巻で、その内、源義経、静御前の事を記してある、15,16巻は何度も読んだ。
義経が頼朝に追われて奥州で自害をしたのは周知の通りである。その後、自害しないで、チンギス・ハンになったとか、いろいろその後の義経の話題に華が咲いた。日本人は負けた人に同情する判官贔屓(ほうがんびいき)になりがちだ。この、判官は義経の官職からきている。

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白黒の世界

白黒の世界

最近は、白黒に魅力を感じている。しんとした、音も感じない雑念もない、白黒の世界。
絵も墨色だけとか、鉛筆だけの白黒に心惹かれる

白黒の世界。写真も白黒が味があると、進んで求める若者もいると聞く。

描いている時に、こんな言葉が浮かんできた。

色即是空(しきそくぜくう)
般若心経の中の言葉だ。
うーん、難しい。何となくわかるようで、わからない。一つずつ解いていけば 

色…形ある物質や現象
即是

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私は記事を書くとき、自分の過去体験が多い。一人に向けてメッセージしたい時、過去を取り出す場合もある。主張がある時、出来るだけ片寄らないように気を遣うので、かなりエネルギーを費やする。でも時々休憩が、必要だと感じてきた。絵を描いて癒やしています。明日から皆さんの記事拝見にいきます。

いじめというと悪く聞こえるが

いじめというと悪く聞こえるが

いじめの件で、私の子どもが経験したことを書いてみたいと思う。

まず、長女
長女には仲のよい友達がいた。親友のように小3くらいから、毎日一緒だった。6年になった時、そこに割り込んで来た子がいた。その子は、友達になってほしくて、近づいてきて、始めは3人一緒だったが、次第に娘の陰口を言うようになった。それから二人のいじめが始まった。

トイレに入ったら、外に出られなくなったり、(外からドアを押さえこむ

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楊貴妃(梅)

楊貴妃(梅)

梅の枝が真っ直ぐ天に向かって艶やかに延びているのを見て、まるで楊貴妃の立ち姿のように見えました。
楊貴妃という名の梅です。
楊貴妃は、なぜか赤のイメージがあったので、紅梅にその名がついたのは納得しました。

楊 貴妃は、中国唐代の皇妃。姓は楊、名は玉環。貴妃は皇妃としての順位を表す称号。玄宗皇帝の寵姫。玄宗皇帝が寵愛しすぎたために安史の乱を引き起こしたと伝えられたため、傾国の美女と呼ばれている。世

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心ズキズキ ワクワク

心ズキズキ ワクワク

朝ドラ、ヴギウギを見ていたら、東京ヴギウギの歌の中で、♫ 心ズキズキ、ワクワク〜♫ というフレーズがあった。
心ドキドキではなくて、
ズキズキ!
この言葉で、戦後日本人が復興に力入れる中で、痛みを伴いながら、新しい世の中を作るワクワクさもあったんだなあと感じる。
ほんとに頑張ってきたんだなとご先祖様へ敬意を表したい

そして現代はというと、あまり経済を起こすことに費やしてきた、エネルギーが行き過ぎ

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