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着付師の泣きどころ(腱鞘炎になったことありますか?)

着付師は腱鞘炎になるみたいに思われているかもしれませんが、人それぞれ着付け方や身体の使い方、癖も違うと思うので、使い痛みがどこに出てくるのか一様ではないと思っています。

私の場合、最初に痛くなったのは、左手の親指の付け根でした。

整形外科を受診したのは、おでん屋の仕込みのバイトに行き始めたころ、大根の皮を剥くのに、左手が痛すぎて、大根が持てず、うまくいかなかったことがきっかけで、もし、そうでもなければ、日常生活にそれほど支障もなかったので、あまり自覚もなく着付けをしていたのかも知れません。

そもそも、実際着付けのせいかどうか定かではない。スマホの操作のせいかもしれないし。

とにかく

母指CM関節炎というのが病名でした。
手首を固定する装具を用いて、湿布や痛み止めを使って凌ぎました。

軟骨がすり減り、関節が変形して、腱が伸びてしまっている、とのことでした。
(症状を軽くすることはできても、変形した関節はもう治らない)

次に痛くなったのは小指です。
見た目から小指の関節が太くなって、曲がってしまっていて、とにかく痛かったです。へバーデン結節、、、これはもしかしたら着付けには関係なく、加齢によるものだったかもしれません。

そして今度は右肘の外側。

上腕骨外側上顆炎というのが病名です。

じょうわんこつがいそくじょうかえん、と読みます。聞いたこともないし、覚えられないし、なんじゃそれ、って感じでしたが、いわゆる、テニスエルボーのことらしい。

着付けとテニス、似た動きがあるのか?

一番力を入れるのは帯を巻いて結ぶ時、帯枕をつける時、帯締めを締める時、この3回。

多少の筋力は要ります。
汗もかきます。
スポーツみたいなところがあるんです。

となると、準備運動とか、なるべく身体に負担のかからないような動きとか、無駄な力を使わないような工夫とか、日頃からの筋トレとか、仕事の後にはアイシングをするとか、やった方がいいのかも。

他の着付師さんがどんなところが痛むのか、日頃どのようにしているか、そういう話を聞いたことがないので、機会あれば、これからは色々聞いてみたいと思います。

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