ねえ、苦しまぎれに平静装って街を歩いたはいいものの、心と身体が分離してマリオネットみたいだよ。ごきげんよう、さようなら。すれ違うすべての人と挨拶を交わしたいな。そしたら心は身体の凹みにもどって馴染んでくれるでしょう。一歩一歩がつぶさに銅鑼を叩くみたく感じられてしまう騒がしさを、彼等になすりつけてあげたいな。
低気圧で寿命が縮むようになったのは、いつから? だれかが法螺を吹いたらしい、右勾町イオンモールのカワムラ楽器で真実色のシェラック盤が回ってる、78rpm… GO ! そ
親指を切れますか?
あるとき、友だちと炬燵でぬくぬくと温まって談笑していた。隙間風が背中を冷やして心地よかった。あつい、つめたいってやつ。
ふと友だちが言った。ひとりごとではなく、あきらかな対話の意思をもって。
「利き手の親指を天秤にのせてさ、つりあう重さってなに?」
そりゃ人によってちがうだろう。成人の心臓が121gなのとはわけがちがうし、121gなのかもわからないし、people in the boxの曲で知っただけだし、そもそもそんな話はしていないし。友だちが、一般的にっていう感