僕はこんな音楽を聴いてきた

1976年生まれ。音楽評論家/フリーライター。90年頃から洋楽ロックに目覚めて以降、ハ…

僕はこんな音楽を聴いてきた

1976年生まれ。音楽評論家/フリーライター。90年頃から洋楽ロックに目覚めて以降、ハードロック、メタル、ポップス、R&B、jazzなどを聴き漁って来ました。音楽の紹介やライブレポなど。過去ラジオ番組も担当。

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  • 僕の洋楽愛聴盤

    「僕の洋楽愛聴盤」記事のまとめです。洋楽のロック、jazzのアルバムが中心です。

  • LIVE観戦記

    LIVE参戦記の記事をまとめています。ライブレポ、セットリストを載せてます。

  • 日本人のジャズ•フュージョンが熱い🇯🇵

    今、日本のジャズ•フュージョン界は凄くレベルが上がってます!JAZZの素晴らしさを伝えたい!日本人アーティストにこだわった記事です。

最近の記事

『METEORA』リンキンパーク 僕の洋楽愛聴盤vol.39

ニューメタルとは ニューメタルは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて登場した音楽ジャンルであり、ヘヴィメタルとオルタナティブ・ロックを組み合わせたスタイルを指します。ニューメタルは、重いギターリフ、ラップやスクリーミングなどのボーカルスタイル、エレクトロニックな要素を取り入れたり、グルーヴやリズムに重点を置くなど、多様な要素を組み合わせています。 代表的なニューメタルバンドには、Korn(コーン)、Limp Bizkit(リンプビズキット)、Linkin Par

    • 『LIVE観戦記』イングヴェイ マルムスティーン@Zepp Diver City Tokyo20240511

      初イングヴェイ イングヴェイは何度も来日してますし、ラウドパークにも出演した事がありますが、ずっとご縁がありませんでした。ライブレポでは「ギターの音がデカい」「Marshallアンプの壁」など逸話はたくさん聞いてました。 やりたい放題のライブ! 最近のイングヴェイはヴォーカルを立てず、キーボードに兼任させているので、インストが多くなるのはある程度予想がついてました。実際、インスト曲多めですし、元々ヴォーカル曲だったのをイングヴェイ本人が少しだけ歌い短くするなどのアレンジ

      • 『LIVE観戦記』ダイアナ クラール@東京ドームシティホール20240508

        完売のすごさ 8日の公演は完売。3000人のキャパを誇るこの会場で王道のクラシックジャズをやるアーティストが完売になる凄さ。人気の広さを感じました。 お客さんもどこか上品というか、お着物の方やご夫婦の方など、落ち着いた年齢層の方が多かったです。 ホールなのにクラブのような空間作り 今回はダイアナとベース、ドラムのトリオ編成。シンプルなステージでリラックスして楽しむメンバーの姿が印象的でした。驚いたのは中盤、ダイアナが「何かリクエストある?」と問いかけ、ピアノの弾き語りで

        • 『LIVE観戦記』Thousand eyes@渋谷サイクロン20240421

          初の千眼 日本のメロデスバンド、Thousand eyesのライブが久々に行われましたので行ってきました。会場はかなり狭めで到着した頃にはすでに満杯の状態。黒いTシャツを着た人の塊がそこにあったのです!事前の告知で1stから4thまで満遍なくやるとの事だったので、ライブ初めての私でも彼らの魅力が伝わりやすいのではないかと期待しておりました。 切り裂くシャウト 1曲目のDay of salvationがスタートした時点からアクセル全開! ヴォーカルのDOUGENのシ

        『METEORA』リンキンパーク 僕の洋楽愛聴盤vol.39

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          『LIVE観戦記』山中千尋@ブルーノート東京20240421

          憧れのブルーノート 実はブルーノート東京に行くのは今回が初めて。 Jazzの殿堂。日本で一番の舞台はどんなところなのか、期待に胸を膨らませながら会場に向かうと見えてきたのが カッコいいですねー。これだけで痺れました(笑) 入り口にはもちろん今日のお目当て、山中千尋さんのお写真が。 中に入ると 地下へ降りる階段に数々のJazzの巨匠達の写真が大きなパネルで!数々の歴史を作ってきたブルーノート。本番NYの伝統と歴史に圧倒されますし、このステージに立つという事の重みを感

          『LIVE観戦記』山中千尋@ブルーノート東京20240421

          『FIREHOUSE』ファイヤーハウス 僕の洋楽愛聴盤vol.38

          追悼C.J.スネア 2024年4月5日、FirehouseのヴォーカルC.J.スネアが亡くなったという悲しいニュースがありました。私と同世代の人なら1stからGood Acousticぐらいまでのアルバムはどこかで聴いたことのある「メジャー」なバンドだと思います。 懐かしさはもちろんですが、まだ64歳との事。早すぎる死に心が痛みます。ライブは2014年の川崎クラブチッタが最初で最後でしたが、素晴らしいパフォーマンスに感動しましたし、カテゴリー5発売時の梅田のタワーレコー

          『FIREHOUSE』ファイヤーハウス 僕の洋楽愛聴盤vol.38

          『Corridors Of Power』ゲイリー ムーア 僕の洋楽愛聴盤vol.37

          一番好きなギタリスト 以前好きなヴォーカリスト男性編を書いたことがありましたが、ギタリストで誰か一番好きか?と聞かれたら、即答でゲイリームーアと答えます。ギタリストで誰が好き?というアンケートなどをみると実はあまり名前が上がってこない。これはもしかしたら90年代以降ブルースに傾倒したことが遠因かもしれませんが、80年代まではハードロックのアルバムを作ってました。僕はどの年代のゲイリーも好きですが、ロック期はこのCorridors of powerが一番好きです。 伊藤

          『Corridors Of Power』ゲイリー ムーア 僕の洋楽愛聴盤vol.37

          『LIVE観戦記』Fuki.Fes 2024spring with Dogengers@新宿BLAZE20240331

          4年ぶりFuki単独ライブ 前回の2020年1月のキネマ倶楽部でのライブ以来4年ぶりの単独ライブ開催!前回も行きましたのでよく覚えてますが、ちょうどコロナ禍になる前でお正月明けすぐぐらいでしたから、世の中なこの後大変な事になるなんて想像もしていなかった時でしたね。 With Dogengersとは 福岡発信の戦隊シリーズで、シーズン4の主題歌をFukiが担当した縁で、今回のコラボ公演が実現したとの事です。結構このDogengers目当てのお客さんもいて、戦隊物の裾野

          『LIVE観戦記』Fuki.Fes 2024spring with Dogengers@新宿BLAZE20240331

          『TOTO』TOTO 僕の洋楽愛聴盤vol.36

          腕利きミュージシャンが集結 TOTOは1976年にセッションミュージシャンだったジェフ ポーカロとデイヴィッド ペイチ、スティーブ ルカサーを中心に結成。ヴォーカルは最初マイケル マクドナルドに声をかけたらしいですが、タイミングが合わず、次の候補だったボビー キンボールに決定。マイケルになってたら、全然違う展開になっていたでしょうね。 今回ご紹介するのは彼らのファーストアルバム。TOTOと言えば「Ⅳ」が一番有名で、売れたアルバムですが、このファーストアルバムもクオリテ

          『TOTO』TOTO 僕の洋楽愛聴盤vol.36

          日本人のJazz•フュージョンvol.4 山中千尋

          バークリー音楽院 首席卒業 「パークリー音楽院」は、ニューヨークにある名門の音楽学院です。ジャズのハーバード大学みたいな。 この学院では、ジャズを専攻する学生たちに高度な音楽理論や即興演奏の技術を教えています。山中千尋はここでジャズピアノを専攻し、その才能と情熱で学院内外で注目を集めています。 なんと首席卒業という凄さ! 2001年にデビュー、これまでに20枚以上のアルバムを発表。日本のJazzピアニストのトップランナーの一人です。 最新作「Dolce Vita」

          日本人のJazz•フュージョンvol.4 山中千尋

          『LIVE観戦記』ロッド スチュアート@有明アリーナ20240320

          やっと本物に会えた! 中学の時にVagabond Heartを聴いて以来30数年。やっと本物のロッドに会えました。この人見た目もほとんど変わってませんね。78歳とは思えないぐらいステージでもハツラツとしてましたし元気でした。胸筋もありましたしね笑 ステージ上の人数が多い! ギター二人、ベース、ドラム、パーカッション、ハープ、バイオリン二人、コーラス三人、サックスとにかくステージ上の人数が多い!またその人達が一人で何役もするので、音楽も多彩だし、コーラスの女性がタップ

          『LIVE観戦記』ロッド スチュアート@有明アリーナ20240320

          90年代ロック考察:グランジvs HR/HM

          90年代とはロックにとってどういう時代だったのか 僕が思春期、学生時代を過ごした90年代という時代はロックにとってどんな時代だったのか。20年以上経って冷静に見つめ直してみたいと思いこの記事を書いています。80年代までは、世界的に流行る曲は、アメリカ、ヨーロッパ、日本に差が無かった時代でした。ですが、これがそれぞれの道に分かれて行ったのが90年代だと思います。 アメリカ•イギリスを中心とした多国籍軍が湾岸戦争を始めました。戦争がライブ中継された初めての大きな戦争でした。

          90年代ロック考察:グランジvs HR/HM

          『For Unlawful Carral Knowledge 』ヴァンヘイレン 僕の洋楽愛聴盤vol.35

          初めて聴いたヴァンヘイレン このアルバムは僕が中学生の時にリリースされ、FM802では、リーダートラックのPoundcakeがガンガンかかってました。正直この曲がそこまで良いと感じた訳ではなかったですが、バンドの音が凄くカッコよく感じて入手しました。そしたら、名曲がたくさん詰まったアルバムだと分かり、今でも聴いています。 ヴァンヘイレンはサミーヘイガー 古くからのファンの方はヴァンヘイレンと言えば結成メンバーのデイブ リー ロスだろう!と仰ると思うのですが、サミーか

          『For Unlawful Carral Knowledge 』ヴァンヘイレン 僕の洋楽愛聴盤vol.35

          『Whitesnake』ホワイトスネイク 僕の洋楽愛聴盤vol.34

          ホワイトスネイクとの出会い 僕が初めてホワイトスネイクを聴いたのは、高校生のときにリリースされたグレイテスト・ヒッツです。そこで、Still of the nightやHere I go againのカッコ良さに触れてのめり込みました。ジョンサイクスのギターももちろんカッコ良いのですが、昔も今もヴォーカルから入るタイプで、デヴィッド・カヴァデールの熱唱、低い声のカッコ良さ、ブルージーな歌い回し、シャウト、全てに感動し、今でも好きなバンドTOP5に入るバンドです。 ブル

          『Whitesnake』ホワイトスネイク 僕の洋楽愛聴盤vol.34

          『Camino Palmero』ザ コーリング 僕の洋楽愛聴盤vol.33

          出張三昧だった新人時代 コーリングのこのアルバムを買った時のことはよく覚えています。入社2年目で東京、名古屋、大阪をグループぐるぐる出張し、どこに住んでいるのかもわからなくなるぐらい忙しかった頃です。名古屋のHMVにふらっと立ち寄り、何気なく試聴したのがきっかけでした。 その時聴いたWherever You Will Goに衝撃を受けて即購入しました。 ヴォーカルのアレックスがイケメンな事もあり、日本でもアルバムはプチヒットしたはずですし、ショップも推してました。

          『Camino Palmero』ザ コーリング 僕の洋楽愛聴盤vol.33

          『Vulgar Display Of Power』パンテラ 僕の洋楽愛聴盤vol.32

          俗悪 いきなりですが、僕は邦題というのが苦手です。つけたレコード会社の人の勝手な思いが入っているのと、サブスク時代になって曲やアルバムを調べるときに邦題が凄く邪魔です。このアルバムなぜ「俗悪」という邦題がつけられたのか、全く謎です。原題を直訳すれば「権力の低俗な誇示」みたいな感じでしょうか。どうひねれば俗悪になるのか分かりません。パンテラは他にも脳殺とか鎌首とか謎な邦題があり正直?です。 ちなみに1番理解に苦しむ邦題はエアロスミスの「飛べエアロスミス」です(笑) モダ

          『Vulgar Display Of Power』パンテラ 僕の洋楽愛聴盤vol.32