倉田三ノ路

漫画家。現在はサンデーGX(小学館)『薬屋のひとりごと-猫猫の後宮謎解き手帳-』と、コ…

倉田三ノ路

漫画家。現在はサンデーGX(小学館)『薬屋のひとりごと-猫猫の後宮謎解き手帳-』と、コミックブリッジ(KADOKAWA)『ヘルマンさんかく語りき』連載中。

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初めまして。

倉田三ノ路と申します。 新米のつもりがもう中堅と言っていい頃合いの漫画家です。 こちらでは仕事の宣伝に加えて、好きなものについてねちねち語っていきたいと思います。 ◾️プロフィール 2009年5月 『悪魔なおじいちゃん』で小学館サンデーGX 新人賞佳作受賞 2009年11月 『葛木信二郎の日常 -黒髭荘奇譚-』サンデーGXにて連載開始 2015年4月  『天穹は遥か -景月伝-』連載開始 2017年9月  『薬屋のひとりごと -猫猫の後宮謎解き手帳-』(原作:日

    • 悩めるコミカライズマン

      『薬屋のひとりごと』のコミカライズにあたって、原作の日向夏さんから「漫画として面白くしてください」というお話を伺っていて、実際監修して頂く時も大きなNGを出されることはなく、かなり自由にさせてもらっています。 当然、キャラクターやストーリーの根幹にかかわる部分は変えませんが、いろいろ変更を加えています。 小説では地の文に書かれている部分をなるべく会話や絵で説明するようにしてモノローグまみれにならないよう気を付けるとか、時系列や場面変換を整理して単純化してみたりとか。 主だっ

      • 好き漫画を語る〜『生きてるうちに推してくれ』

        『トクサツガガガ』が好きで、特に11巻の「弔い合戦」の回は「まだ道はあっても もう勝つこともできないマラソンを ただただ走るようなもの――」のモノローグに自分を重ねて感情移入してしまって、「それでも投げやりにならなければ、最後まで全力を尽くせばきっと無駄じゃない…そうなんだよね、吉田さん!!!」と泣きました。がんばります。 そんな丹羽庭先生の最新作がアイドル×オカルトコメディ『生きてるうちに推してくれ』。 やはり丹羽先生は漫画が上手い… 物語の盛り上げ方やシリアスとコメディ

        • 好き漫画を語る〜『山を渡る-三多摩大岳部録-』1巻~3巻

          最近のアウトドアブームからか、山をテーマにした漫画をよく見かける…と書いておいて、いやその前から『ヤマノススメ』とかあったじゃん、と思い直す。 最近始まった作品で読んだのは、(そのうちこちらも書こうと思うけど)ヤンジャンアプリで読める『やまさん〜山小屋三姉妹〜』『つばめアルペン』。山小屋経営者と高校登山部と扱うものは違えどどちらも山に関わる作品で、今回挙げた『山を渡る』は大学山岳部もの。 書きたいことが多いのでとりあえず今回は1~3巻、新入生3人が入部して、高尾山から始まり

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        初めまして。

          『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻発売

          サンデーGXにて連載中の『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』最新18巻が発売されました。 今回は初めて、書き下ろしイラストを使った扇子付き特装版が出ます。 最初は出る予定なかったんですが、私が「ここで出さなきゃもう出す機会じゃないじゃないすかーヤダー!」とワガママ言った結果出してもらえることになったという…いや実際、なかなか出してもらう機会なんてないじゃないすか。 ずっと「特装版はヒット作に許された特権」と思っていたので、出してもらえてもう悔いはないです。ありがとうあ

          『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』18巻発売