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ワーキングメモリとは?

ワーキングメモリ」は単に「短期記憶」を指すものではありません。

 例えば買い物の場合、「1つ〇円だとしてXつ買い、1000円札を出すとおつりはいくらか?」を算出する場合、まず計算に必要な数字を一時的に頭に入れます。これが「ワーキングメモリ」です。

 「ワーキングメモリ」のほとんどは「理論(Thinking)」で用いられます。

 何か動作を行う場合の必要な情報を集め、その情報を一時的に広げたり、整理したりするための'作業スペース(机)'と考えられています。

 この「ワーキングメモリ」は情報を一時的に頭に留めておきながら考える働きと言えます。

 その反対として、「長期記憶」はそれまで経験したことを脳内に蓄えた(既知の)情報で、いつでも取り出せる記憶です。

 発達障がいのある子、人やHSCスペクトラム(繊細っ子)、HSPスペクトラム(繊細さん)はこの「ワーキングメモリ」が生まれつき不足し、体得するのに'かなり時間がかかる'そうです。

 この「ワーキングメモリ」不足が気質特性の1つの「マルチタスク(同時処理)の苦手」、「うっかりミス」となって顕現化するのです。

 「ワーキングメモリ」は使って鍛えるほど脳みそが刺激され活性化されます。

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