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高くて買えないと思っていた、M3 Proチップ搭載のMacBook Pro 14インチを衝動買いしてしまった

先日、M3 Proチップ搭載のMacBook Pro 14を手に入れました。たまたま、安い新品未開封品が売りに出されていたので、衝動買いした感じです。

M3 Proチップは、従来チップに比べ、CPUのEコア(高性能コア)が強くなり、さらにコア数が2コア増えて、6コアになっています。この強化されたEコアを体験してみたい、という思いがありました。あとは、筐体色のスペースブラックがカッコ良いなというのもありました。

ただ、ネックは価格でした。M3 Proチップ搭載モデルは、最安でも33万円ほどします。いくら円安とは言え、アメリカで2000ドルで売られていることを考えると、あまりに高すぎます。せめて30万円以下(それでも高いですが)でないと、買えないと思っていました。

そんなとき、とあるサイトで、M3 Proチップ搭載のMacBook Pro 14の新品未開封品が30万円以下で売りに出されていたのを見つけました。若干アヤしいという気がしましたが、条件的には申し分なかったので、即買いしました。数日後、ちゃんと新品未開封品が届いたので、「よっしゃ」と思いました。

M3 Pro MacBook Proが手元に届いて、2週間ほどイジってきました。今のところの結論としては、「ボクにとって最高のMacBook(最強ではない)を手に入れられた」と思っています。動作はサクサクだし、発熱も少ないし、なにより見た目が良いということで、非常に気に入っています。

ボクはふだん、MacBookをデスク据え置きにして、クラムシェルモードで使っています。新しいMacBookが来る前も、M1 Proチップ搭載のMacBook Pro 16をクラムシェル運用していました。

ちなみに、ボクがクラムシェル運用をする理由としては、モニターやキーボードなどを外部化することで、より作業がしやすくなるということと、本体(MacBook Pro)のキズや消耗を回避しやすくなる(バッテリーは劣化しやすくなるかもですが)こと、その2つが挙げられます。

これら外部デバイスがあれば、最悪の場合、MacBookの代わりにiPhoneで運用するといったこともできます。たぶんやりませんけど。

それはともかく、この16インチも、それなりに良いMacBookでしたが、むやみに発熱するのが、気になっていました。たとえば、外部モニターにつないで、映画を観るだけで、筐体がほんのり温かくなる、ということが起こっていたからです。しかも冬場に。

発熱したからといって、動作がモタつくとか、ファンが唸るといった、ネガな現象に見舞われたわけではありませんが、「M1チップと比べると効率の悪いチップなのかなあ」とか、「マザーネイチャー的にはアウトかもなあ」といったことを思わせました。

M1 ProチップからM3 Proチップにシフトして、もっとも違いを感じているのは、この発熱問題です。M3 Proの方が明らかに発熱が少ないと感じています。

ボクは、いわゆる高負荷な作業をしないので、発熱問題について明らかになっていない部分があるとは思いますが、少なくとも、いわゆる低負荷な作業を続ける限りは、M3 Proで発熱が気になることはないんじゃないかな、と予想しています。

ややこじつけ気味ですが、この発熱の少なさという点に、6つのEコアの恩恵というものを強く感じているところです。ボク的には、発熱が少ないということは、パソコンやスマホなどのガジェットにとって、「絶対的な正義」だと思っているので、期待通りのチップ性能を垣間見ることができて、大変満足しています。

スペースブラックという筐体カラーもかなり気に入っています。ボク的には、Appleが新色を出すときは「ハズレ」なケースが多い、と感じてきたものですが、今回に限っては、「アタリ」だと思っています。

単純なブラックではなく、濃いグレー(薄いブラック)なのが、シブいと思っています。クラムシェル運用なので、常時天板を眺めていられるのが、地味に嬉しい今日このごろです。

良いことばかり書いて終わるのは、気持ちが悪いので、少々ネガなことも書いておきます。

すでに書いたように、基本的に軽い作業しかしないボクにとって、M3 Proチップはオーバースペック気味な感じがしていることです。なにをもって適正スペックかどうか判断するか、定かではありませんが、チップ性能的には、無印M3で事足りる気がしています。

ただ、無印M3搭載のMacBook Pro 14と言えども、25万円近くします。チップやポート、ファンなどを露骨にコストダウンをしたのに、「それでもこんな高いのかよ」という印象です。誰も買わないと見えて、新品未開封が20万円以下で売りに出ているのを見かけますが、それでもお買い得感に欠ける、中途半端なモデルという印象が拭えません。

あと、筐体デザイン的に、14インチより16インチの方が、存在感、重量感があって、好みです。クラムシェルで運用する場合、どっちも同じだろうという判断だったのですが、14インチだと、ちゃっちいとか、しょぼいと感じてしまって、16インチロスに陥ることがたまにあります。

さすがに16インチともなると、定価は最安でも40万円近くしますが、こちらも誰も買わないと見えて、14インチの定価程度まで安く売りに出されています。16インチは、その重さと大きさのために、ラップトップとしては致命的なまでに取り回しが悪いですが、「基本的にはデスク据え置きだけど、たまに持ち運ぶこともある」というボクのような使い方なら、あまり問題になりません。

もし、これが30万円以下まで下がれば、14インチとの入れ替えもなくはない、などと夢想しているところです。

とは言ったものの、M3 Pro搭載14インチは、16インチより安いコストで手に入れられ、M3無印より高い性能を持っていて、デスクトップ的にもラップトップ的にも、そこそこ使うことができる、高いレベルでバランスのとれた優秀なモデルであることは、否定できません。

ということで、現状のラインアップの中では、やはり、M3 Pro搭載14インチが最高のMacBook(最強ではない)、という結論に戻らざるを得ない、ということになります。

M3 Proチップと言うか、M3ファミリーチップに関して、世間的にまったく盛り上がりを見せていない昨今ですが、とりあえず買ってしまったので、ムリしない範囲で、M3シリーズ界隈に関する話題を提供していければ、と思っています。




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