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「親の金融リテラシー....」に注意!

こんにちは!
『文字と音声で表現するKindle作家』藤野屋 新之助です。

今回の話題は、まさに実体験です。

身内の恥を晒すようで投稿すべきかどうか躊躇しましたが、大切な事なので投稿します。

ゴールデンウイーク前半戦、法事もあり久々に実家に帰省しました。
父は3年前に亡くなり、今実家には87歳になる母が一人で暮らしています。特に入院するような事もなく、とりあえず元気に暮らしています。

ありがたいことに、父が「遺族年金」と「そこそこの預金」を残してくれましたので、母の普段の生活は私が援助しなくても大丈夫という状況です。

そもそも母一人ですから、預金にすら手を付けず、年金だけで十分やっていける状況です。(いや、絶対出来ます。昔の年金はすごいと思いました。)

数週間前にキャッシュカードを失くしたというので、即座に電話で連絡してキャッシュカードの使用を中止しました。
しかし、銀行からは書類による手続きも必要と言われていましたので、母を伴って銀行に行き手続きをしました。

そして、手続きが終わって手元に戻された通帳を見て愕然としました。

その通帳、3年前には800万円ほどの残高がありましたが、記帳されて戻ってきた通帳の残高は140万円…なんと3年の間に660万円減っていました。

母に(あくまで優しく)聞いてみました。
私:「なんか結構減ってるけど、なんかお金かかったの?」
母:「えっ、もうそれしかないの…いろいろ掛かるんだね..…」

年金が入る口座と父が残した預金口座は別です。
しかし、母は「どのキャッシュカードがどの口座なのか」を明確に分かっておらず、実際は800万円あった口座から、毎月どんどんお金をおろしていたのです。

ならば、年金が入る口座は、その分残高が積みあがっているはず…と思い直しもう一つの口座を確認。
しかし、年金が入る口座は口座で、きちんとおろされていて、10万円程度の残高しかありません。
まぁ、次の年金が入る月までは、そんな残高かもしれません。

私自身、何が起こっているのか良くわかりませんでした。

その後、母にいろいろ確認しましたが、詐欺被害とか通販でいろいろ買ったというものではないようです。確かに、母がおろし、母が使ったのです。

田舎ですので、冠婚葬祭であったり、それに留まらず、知り合いが入院したとか手術をしたと言えば、「お見舞い」とか..…なんだかんだで月々相当の出費があるという事です。
また、ちょっと買い物に連れて行ってもらったと言っては、「ガソリン代」だとか.…別に先方が要求している訳でもないのに、「お礼」の名目で数千円渡したり…そんな事をずっとやり続けているのです。

それが母の説明です。(そうは言っても、660万円の減少は全く納得できないですが)

母は、普通預金に入れているだけで、全く「運用」などしていません。
と言うか「出来ません!」
以前、「少し運用してあげようか」と言ったら、「私のお金を取る気か!」くらいの勢いで拒否されましたし…

確かに、現役時代のつもりで、特に節約もせず、端から使っていけば.…そりゃ無くなるかもしれません。

タイトルに「親の金融リテラシー」とは書きましたが、金融リテラシーの問題だけではないかもしれません。

「田舎の付き合い..怖っ!」という問題なのか、「いつまでも現役時代を崩せないプライドの問題」なのか…

私と同じ轍を踏まないためにも、皆さんはしっかりチェックしてください。

但し、それ自体なかなか面倒です。
親は、そこにもプライドがあるのか、預金や財産の状況は必死で隠します。

本当に難しい問題です。






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