建築学会長殿、避難所で死なない建築を提案して!

大きな災害があるたびに、「避難所」での生活をTVで見て、やり切れません。心からお見舞い申し上げます。
二次災害、と言うんですか?「避難所」で耐えられない方がいる、ごもっともだと、やり切れません。建築に関係している者として、なんとかならないかと・・・寒冷地は勿論ですが、川崎のうちの方でも、寒い今ごろ、散歩で、「避難所」となる講堂(体育館)の横を通って、バトミントンの練習をしている中を見ると、私は3日で死ぬなと思います。冬は寒さで夏は暑さで、私の身体、3日が限度でしょう。私は歳だからもう良いけど、うちの前を通る勤め人の方たち、大丈夫かと心が痛みます。
 学校建築を設計されている建築家のみなさん!「避難施設」から死者が絶対に出ないような設計をしましょう。それには暖冷房と、苦痛でないトイレを屋内に劇場並みに設置してください。
 講堂(体育館)は学校建築の建築家にとって見せ場です。しかしここで非難生活をするという設定があいまいだった。 友人が設計した講堂を見せてくれました。屋根がアールです。無駄です。鉄骨の曲げ代が無駄。洒落た明るい窓が付いています。無駄です。窓は金がかかります。
 あらゆる費用を節約して、暖冷房、トイレに廻しましょう。 
 今こそ、建築学会に特別委員会をつくって、究極の、1円の無駄もない「避難所」(そのかわり暖冷房・室内トイレ付)になる講堂を提案するのです。水や電気のこともあるでしょう。学会の部会でやればいい。
 学会が総力を結集して、究極の見本を一軒作って、(勿論地域によって違うから、地域に別れてつくればいい)それを国に提案する。文科省はそれを国交書と厚労省と組んで、学校建築に義務化する。
 学会が提案する「究極の見本」の費用はどうするかって?
 藤本壮介氏に頼んで、まだ未完の、どこか四分の一を、「木造の究極のローコスト櫓(やぐら)」に変えてもらって、その浮いた金を回してもらいましょうよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?