「みんなの建築大賞」 いいね

「みんなの建築大賞」というのができたそうで、良いですねえ。大いにおやりになると良い。「朝日」君が記事で紹介していて、タイトルに「吹くか新風」ですって。
 建築専門誌を一切止めて、情報が入らないと、「隣のオジサン」と同じで、建築家って何やってんだが、さっぱりわからない。
 それでもたまにチラッと入る情報は、私にとってはもうまったく「新風」ですよ。ただし黄砂交じりで目が開けていられない。
 戦後(オーバーだね)から「建築とはなにか?」を築いてきた、大御所?大物?たちはほとんど死んじゃいましたから、もうそれだけで、風向きも変わったし潮目も変わった。
 もう今、「コンセプト」とか「思想」を振りかざす建築家も評論家もいないんでしょ?
 「みんなの建築大賞」は「本屋大賞」を真似たとか。面白いけど、それでもまだ「権威主義」(というのもおかしいけれど)にこだわっていると思いませんか?
 というのは、編集者や建築史家、らにまず推薦を依頼だって。
 そこからしておかしい。なんで絞るのか?なんで彼らが絞るの?「建築の魅力を伝えるプロ」だそうで、笑わせないで。雑誌をことごとく潰したのは彼らでしょ? 本にしても、書店から建築コーナーがどんどん無くなっていますよ。建築史家だって「一発芸」をやられちゃあシラケますよ。
 全国から「うちの近くにあるちょっと気になる建物」で良いじゃあないですか・・・
 「客観性や公平性」が心配? 心配なら、こんな企画考えないで、また売れない雑誌 複刊なさったら? 

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