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フランスパン、バゲットの美味しい食べ方

フランスパンと言えば、彼の地では普通バゲットを指す。パリっ子は、毎朝、お目当てのパン屋へ焼き立てのバゲットを買いに行く。パリでは200Mおきくらいにそういったパン屋があるという。

今海外では、日本のパンが人気と聞く。菓子パンや惣菜パンなど、目新しく、また凝り性の日本人が作ったものだから、ウケるのも当然と思う。

しかし、パン屋の本当の実力は、生地と焼き方で勝負している、食パンやフランスパンで分かるのだ。私見だが、私はふわふわのバカ高い高級食パンの良さがわからない。普通にトーストして美味しい、イギリス食パンや、パンドミーが好きだからである。

なので、フランスパンに関しても、本場のバゲットに近い美味しいものを選びたい。
日本で初めて本格的なフランスパンを作ったのは、神戸のドンクだそうだ。また、日本で最初のインストア・ベーカリーを三越に出店したのも、ドンクがプロデュースするJoanだった。

私が住む新潟市内で美味しいバゲットを紹介する。
◎バゲットが美味しい店
①Joanジョアン、新潟伊勢丹店、古町店
②ハックルベリー、西区小針上山
③マスヤ、アピタ新潟西店
◆インストアベーカリーなのに❌な店
①原信、インストアベーカリーにそもそもバゲットがない。また、わざわざサフランのパンを仕入れて展開している。自社のパンに自信がないのか?
②イオン、モンドセレクションで金賞を取ったバゲットらしいが、今一。それ以外のパンも値段の割りに美味しくない。
ということで厳しい意見だが、この2社は会社の規模からして、美味しいパンを提供する義務があると思う。私は、美味しくなるまで、この2店の食パン、バゲットは遠慮したい。

ということで、前置きが長くなりましたが、ここからが、本題。
バゲットは、杖という意味でかなり細長いが、これは表面積を増やすため。同じ体積なら、長い方が表面積、つまり外側の皮の部分が広くなる。つまり、バゲットは中身(クラム)ではなく、皮(クレスト)が美味しいパンだから。

【材料】
①美味しい、バゲット
②バター、お勧めは『よつ葉バター、有塩』
 150gで400円くらい。
③ボルドーの赤ワイン、金賞受賞、1,000から
1,300円くらい。
④ボールの大きなワイングラス。
【食べ方】
①バゲットを千切る。
②まず、そのまま食べる。
③バターを、中側の白い部分クラムに塗って食べる。

ワイングラス

④バターを、皮側にちょっと塗る。バターの付いた皮側を下にして、舌に乗せて食べる。
⑤ボルドー赤ワインを飲む。
 以上、美味しくて、豊かなブランチのお時間である。
[④の感じ方]
 まず最初に、よつ葉バターの芳醇な味と香りが口の中に広がる。次に、パンを噛むと、香ばしい風味が後追いでやってくる。噛み続けると、小麦の香りが鼻から抜けて行く。
③は②の倍以上、④は③の5倍くらい美味しく感じると思う。

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