新コンプレックス Vol.5

ババロア事件！
それは、ある忙しい日に起こった！

私は翌朝聞いたのであるが、ことの経緯はこうである。

ファミリーのグループのお客様が居て楽しく食事をしていた後半、デザートのババロアに一人だけブルーベリーのソースが掛かっていなかった。

ファミリーの長老が、
「仲居さん、この子のだけ何も掛かっていないから、醤油でも何でもいいから、掛けてくれるかな？」

その注文を受けた仲居、二十代半ば、見た目だけでは判断が難しいが、ちと頭が足りない女性だったのだ、、(失敬！でもホント)

彼女は、醤油ではあれだから？と、なんとポン酢を掛けて出したそうな、、(ホントの話である)

これには、冗談で言っていた長老も、その子のお母さんも、勿論子ども本人もドン引き！
完全に場は白け、笑顔は消えた！

醤油ではあれだからと、ポン酢を掛けた！
落語のオチじゃないんだから、勘弁して欲しい！

そのファミリーのそれぞれのご家族分、一番大きな菓子折りを渡し謝罪したが、皆なんとコメントしたら良いのか、苦笑いであった。

旅館では、このような信じられないこともあるのだ、、
仲居の問題と言われれば、それまでだか、人手不足で、もう誰でもいいから的な状況なのである。

困ったものである。