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病院へ行こう!


月に一度訪れている日赤病院へ検査で出掛けた。

血糖値、血圧、中性脂肪・・・そのどれもの数値が芳しく無い。

まあ、自身の健康を過信して、医者にも行かず、 毎日酒をガバガバ呑んで、タバコをスパスパ吸って、
ある日手遅れになるよりも、定期的に自分の体の
状況をチェックしておくことは、極めて重要である!という心境にようやくたどり着いた小生である。

夏休みも今日までとなったアキ坊が一緒に行くという…

彼とは何度か一緒に行ったことがあり、二人で待ち時間を読書、お喋り、そして、病院の帰りに二人で美味しいものを食べて帰る…
という暗黙の決まりみたいなものがあるのだ。

病院には8時15分くらいに着いた。

処置室での検査(採血)は8時30分にスタートするので、このくらいの時間に着くと、1番から3番くらいで呼ばれることを、自然に学んだ。

今日は、カルテを箱に入れるタイミングが4人くらい一緒になり、謙虚な私はご年配の皆様に敬意を表し、甘んじて4番となった(笑)。

採血をするスタッフの中に、一人面白いオジサンがいて 針を刺す瞬間に
「ハイ、ちょっとチカッとしますよ!」と言うのだ。

私はいつも「チクッとだろう!?」と思いながら聞いていた。

そのおじさんが今日はいなかった。
なんだか寂しい気がした。

8時35分に採血が終わり、診察がスタートする9時30分までは自由である。

アキ坊の数学の宿題を見てやったり、沈まぬ太陽の続きを読んでいるウチにあっという間に9時30分近くなった。

ふと見ると、廊下を我らがマドンナ豊○麻○子先生が、同僚のドクターと談笑しながらこちらへ歩いてきた。

私は軽く会釈する。
そこへアキ坊がひと言「ダレ?」
「あの女性の先生が、パパの豊○先生、中々美人だろ?」
「まあまあだね!」

間もなく、診察室に呼ばれ いつもそうだが診察というか会話というかセレモニーというか…は、
あっさりと終わる。

数値は特に問題無いようだ。
血糖値のヘモグロビンも7.0、う~ん もうちょいなんだよな!

診察室から出てから、アキ坊との会話
「パパ、どうだった?」
「うん、まあ悪くないんだけど、血圧がちょっと…
先生が『血圧計ります!』ってパパの手を引いて、いつも自分の胸に当てるんだよ!

動揺しないように頑張るんだけど、パパも男なんでちょっとね…
血圧が上がってしまうような気がしてならないんだ!」

「ハハハ、面白いね!でもそれって、先生の手で、そうやってパパの血圧を上げて、薬を出して売上を上げようしているのかも…」

「なるほど、そうだったのか…気が付かなかった!」

バカな親子の会話でした。


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