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こんな世の中に生きている


「リップヴァンリンクルの花嫁」を観た。


主人公は、どこか自信なさげで、ふわふわしていて、自分でも知らないうちにいろんなことに巻き込まれ、窮地に陥ってしまうのだけれど、その窮地にいてさえも、まだふわふわしていて、
夢見心地でいる。


綾野剛演じる詐欺師を信じて頼りにして、
そのせいで、窮地に陥っていくのだけれど、
最後には自分1人で生きていく強さを身につけていった。


この、自分では状況がわからなくて、
「えっ?えっ?」「何で?」
と思っているうちに、
周りからどんどんズレて、
自分では、そんなつもり微塵もないのに、
巻き込まれて、いつの間にか中心にいたりする
ことが、自分にもあったな。


その時には渦中にいるから、よくわからないんだけど、後から少し離れてみてみると、
たぶん頭の回転の速い、ちょっとずる賢い人に
自分が利用されたんだ、とわかる。


七海(主人公)は気づいたのかな?
気づいたけれど、その上で最後まで、ニコニコと安室(詐欺師)と握手して、別れたのかな?


七海の強さは、人を疑ったり、憎んだりしない
ところだ。人を信じられるところ。


人間の狡さや、嫌な嘘、優しい嘘、清らかさ、愛情とか死とか、いろんなものが混在していて、(七海にも、安室にも、真白にも、すべての登場人物にそれが多かれ少なかれ、見受けられる。)
まさにわたしたちが生きている、「今」が描かれていた。
(象徴的だったのが、最後の方に真白のお母さんと安室が裸で泣き出し、どさくさに紛れて、七海にまで、脱げと言ったり、
七海は笑いながら泣いて、もうみんな何がなんだかわからなくなっていくところ。
涙の隣に笑いがあって、恥ずかしさや悔しさや、愛情や悲しみも全部あった。)


わたしたちってこんな世の中を、生きている。


その中で、傷ついたり、病んだり、
でもたまに、うれしかったり、楽しかったり、
そうやってみんな、生きているな、
なんて思えて、好きな映画でした。


毎日、仕事は休みの日でも、家仕事は山積みで、
家事の合間になんとか自分で、ご褒美を見つけてやり過ごす毎日。


今日は、買い物のついでに
かわいいかわいいシュークリームをおやつに買って、みんなで食べた。

くまとしろくまのシュークリーム


ハリネズミも。


最近、黒木華さんが好きだから、
彼女の出てる映画やドラマを見るのを楽しみにしている。




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