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清く貧しく美しく


30歳・ネット通販大手の倉庫で働く非正規のぼくと、スーパーでパートをする28歳の彼女。自分がいかにダメな人間か、いつも思い知らされている。それでもぼくたち二人は、お互いをちゃんとほめあい、守り合って生きていこうと決めた。そんな日々がずっと続くと信じていた――。恋愛小説の名手が描く、現代の切実な恋の行方。

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誰め褒めてくれないから、せめてお互いだけは褒めあおう

素敵なんだけど、ネガティブな理由からきてるポジティブな行動で、私はあまり気持ちが良くなかった。

すごいと思うから褒める。
褒めると可愛い顔をするから褒める。
褒めるという行為はそういうものであって欲しいと私は思う。

ずっと心と体を動かして、私は働いていたいんだ

これは、主人公の彼女の言葉。

「正社員ではなくアルバイトをしながら自分のしたいことをしたい、選びたい。
私は、高級車よりもブランド品よりもお金よりも、このハイツで、アルバイトをして、裕福ではなくても、慎ましく楽しく生きていたい。」

「働かなくても結婚して、涼しい場所で過ごす人生もあるけれど、私は今の生活を望んでしてる。」と彼女は言ってた。


このお話に出てくる主人公とその彼女。
彼女は全く職に対する向上心がない。
内向的な性格だから、と本人が言うように無理をする必要も無いのかもしれない。


私自身もまだ職に対して、自分がどんな役回りになっていくのか未知が故の不安さがある。

だから、彼女の金銭的に豊かでは無い現状でいいという考え方が理解できなかった。
理解したくなかったが正解かも。

タワマンに住んで、ガラス張りのオフィスで、体にあったスーツを身にまとって働くことが全てでは無いし、正解では無いこともわかっている。

このお話は、なんて説明したらいいのか分からないけど
みんな1度は抱くであろう気持ちを描写しているのかな。

「上を目指したい!」
「仕事で成功したい!」
「お金持ちになりたい!」

それは本当に自分の夢だったのか?
知らない間に、知らない誰かの夢を自分の夢にしてしまってないか?

と、お金や地位以外で自分の幸せってなんだっけと考えさせられるお話でした。

あまり気持ちの良くない本だった。
それでも一気に読めるほど面白い本だった。
私は、このふたりの生活は嫌かもしれない。

私は今より良くなりたい、貪欲だから。


最後まで読んでくださりありがとうございます☺️
本は楽しいですね。


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時間あったら読んでみてね!
ではまた直ぐに会いましょう~!

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