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オーロヴィル Day2

1月中旬から、ベトナム・カンボジア・タイ・インドを旅してきました。

旅の相談を少しさせてもらった方に、私がまちを歩きながら何を思うのかが気になる と言ってもらったのが嬉しかったので、その方に向けて、とまでは言えないけれど、そんな気持ちをきっかけに、この旅の中で感じたことなどの記録を ここに残そうと思います。
道中メモしていたことをまとめて投稿します。

普段は、やってることを逐一シェアするようなのはなんか気ままさみたいなのがなくなってしまいそうでやらない派なので、少し恥ずかしさがあったりするのですが、全編を読む人はいないだろうくらいのテンションで覚書として気楽に書いています。
眠れないときとかにふと思い出して読んだりしてもらえたらと思います。

朝からヨガのクラスに参加した。
ゲストハウスの部屋の人達の中に起きている人はいなかったけど、オーロヴィル内には朝早くから動いている人たちが結構いた。

オーロヴィルの人々はヨガのように生きることを目指してる(ヨガの実践として生活をしている)みたいなことを言っていた気がするが、そのときそのときで何かしらの行動に集中する、ってことなんだと思う。

思考をやめて目の前の行動に集中するって、なんか軽率な生き方につながってしまいそうで、それが嫌だからこそ思考し始めるのでは、とも感じられるが、そうではなく、集中も度を極めるというか、適切にやれば別のところへの意識が開けてくるのかなあ、
バランス とかじゃなく、なのかなあ

ヨガの後は環境にやさしい電動自転車みたいなの借りに行こうとしたけどなんか手続きが難航してできずだった。

理想を追い求め、豊かな自然ときれいな建物たちがある世界都市ことオーロヴィルでも、他のインドの都市と同じようにポイ捨て?のごみはたくさんある…。

インドの人のごみへの態度は、何かしら私と圧倒的に異なる思考や意識がその背景にある気がする。

基本的に牛は全然動かない。
すぐ隣を人が通ってもバイクが通っても微動だにしない。

牛の糞は基本的にくさくない。においがない。なんでだろ。

でも飼われている犬たちは、家の前を通るともうものすんごい勢いで吠えている。すごいひやひやする。
でも野犬は変わらず吠えない。
近くを通っても、牛と同じように 動かずにじっとしている。
なわばり意識ってすごい。

犬が近づく度に、私は自分の生への執着を感じる。噛まれたら死ぬ、と思って。噛まないで...!って思いながら通る。

リスがバイクにひかれて死んでいく一部始終を見た。
悶え苦しんで七転八倒の末の終わり、って感じだった。

オーロヴィルのゲストハウスはなんか統括管理されていて、センターみたいなところに行ってお支払いや何かしらの登録とかをする必要がある。

なので、ゲストハウスの管理を任されている、階下にあるレストランのおばちゃんのとこに行って、届出書みたいなのを貰った。

センターの場所わかる?とおいでしょ?だから、その辺で車乗ってる人に上手いこと頼んで乗せてもらいなさいね。ヒッチハイクだー!
って、そのおばちゃん。

じゃあヒッチハイクするか~と思ってたらひどい雨が降ってきて、すぐそこにあったカフェに一旦入った先でなんか車を持ってる暇なインド人がいた。
雨だね~とか喋ってると、乗ってく?ってなってセンターまで連れてってもらった。

コーヒーとクロワッサン食べてゆっくりしてたらセンターの午前の営業時間が終わってしまってて、午後3時にまた来てと言われ、その間いろいろ連れていってくれたりした。

スイカジュース飲んで、ビジターセンターに居ると、
オーロヴィルに先にいて今後合流予定のありまりさんとタイミングが合ったのでそのインド人に車で10分先くらいのとこまで連れてってもらって一緒に再開したり!、
オーロヴィルのメインエリアから離れたとこにあるビーチに行ったり。

汚くて何とも言えない感じだったw

その後センターに戻って手続きを終え(時間結構かかった)、さあなんか食べよう!と思ったけど私は次の予定があって食べれずだった。

近くにあった売店がやたらと高くて、ブラウニーが800円くらいするようなところだったのでもういいやと思ってたら、そのアッシーが買って、さすがに何も食べなさすぎだからこれよかったら食べな、と分けてくれた。
やさしい。

謎の派手髪の暇人…と思ってたが、キャリアコンサルタントをしている人らしい。
(自分自身が、大学卒業後に何をすればいいのかがわからなかったから、キャリアコンサルタントをやればわかるのかな、と思って今の仕事をすることにした、というのが、なるほどと思った。)

車とかは契約している会社から支給されてて、働く場所も自由で、そんな中で生活するならインドの街よりもオーロヴィルのほうが穏やかで美しくて面白いからここにいる、とのことだった。ここを知っちゃうともうこの外のインドは騒がしくて生きていけない、と言っていた。
オーロヴィルに住むから、と、しっかりヨガを学ぼうとしているらしい。

アッシーと別れて、「Feel free dance」というダンスのワークショップに参加した。
講義系のはそんなに理解できないから、どうせなら身体的なことをやろう、という趣旨。

そのダンスのクラスはまあ面白かった。

音楽に合わせてひたすら一時間ちょっとくらい自由に体を動かし続けよーみたいな。
ヒーリングミュージックみたいなのから始まってサンバくらいまでにどんどん盛り上がり、その後またじわじわと落ち着いてヒーリングミュージックに戻って終了。

こういうのもやっぱりそれなりにできてしまうんだよな私。
その環境にいたら、前からずっとやってましたみたいな、当たり前のような顔してできる。適応能力高いと思う。

この時間では、私はやっぱり人と違う動きをしたいんだなあということを思った。
静かなところで活発に動くとか、逆にみんなが動いている時はそんなに動かなかったり。
センターにいるスターたちじゃなく、まわりにいる妖精とか、なんか象徴というよりは装飾みたいな。
流れてる音楽とかでも、そういうとこに耳が行く。

目を開けた時からは、見られるとしたらこういうことをやろう、みたいなとこに意識が変わってしまったかも。

北インドから来た女の子と始まる前にちょっと喋った。
終わってからとかももっと喋れば良かったなとかも思いつつ、なんかもうエネルギー不足で黙って帰った。
その子は結構恥じらいがあったみたいで、控えめに動いていた。

オーロヴィルについては、
なんか、結局ここは多分住む場所なんだよなあ、と思った。
観光とかに来る場所とかじゃなくて。(これはオーロヴィル自身が強調していることでもある)

住んだり、長く滞在して役割を持つことによってもっと旨みがでるようなとこなんだろなあみたいな。
多分もう、今の私はあまり、旅をすることや風の人でいることの自由さを自由と感じられないというか、それをすごく楽しめる訳では無い気がする....。
(と当時は思ってたけど今はわからん)

そのあと暗い中を一人で歩いて帰って、ゲストハウスの上のレストランでしょっぱいクレープみたいなのを食べて(ドーサではない)、シャワーをあびて、寝た。

このゲストハウスは、まわりが結構深い森だから夜はどこもいけなくて、でもみんななんかいなくて、夜が暇。早く寝ようと思う。

今日は一日体がかゆかった。
自分の考えの3割くらいが、かゆいということに支配されていた気がする。

私は結局オーロヴィルにとても来たかった訳では無いのかもしれない。
ここにいてあまり心が動かない。
もちろん来れて良かったと思うし、面白い発見もたくさんあるけれど。

これまでなにか私が、やりたくてやったことなんてあったのだろうか...みたいな気になる。ないのかもしれない。いや、そんなことは全くないとは思うんだけど。
やっぱり、怠惰なのは怠惰なんだけど、自分で選ぶというのは私にとって結構大切なことなのかもしれない、と思った。

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