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詩「高層街のシンデレラ」書きました。

みゆと申します。
ご覧いただき、ありがとうございます。
懲りずに書きます。
よろしくお願いします。


ここ最近、気持ちが沈んでいる。
理由はいくつかある。
しかし、決め手が多すぎて
もはや決め手ではないのだ。

何を言ってるんだろうか、私は。
これも、気持ちの沈みから
来ているのだろうか。

(※↑ただのお前の、平常運転です。)



気持ちが沈みすぎて、
アホな文章が書けずに困っていた。


アホな文章は、私の人生そのものなのに。

(↑※そんな人生、書かんでええねんて)


(↑だからお前、すぐ嫌われるんだぞ) ←※ぴえん


※「ぴえん」なのは、
これを読まされている皆さまです。


あかん、割と心が沈んでいる。←※ホンマかいな

ということで、詩を投稿します。
(※↑何の脈絡もねえだろよ)




この詩は、今年の初めに制作した長詩です。
書き上げるのにかなりの時間を要しました。
細部の表現を変えたり、消したりしながら
完成させていきました。

この詩をいつか載せたくて、
noteを始めたと言っても過言ではない詩です。
ただ、皆さんにとっては
ありふれた文章に感じるかもしれません。

この詩には、ある想いを込めました。
自分だけではない、
様々な視点で書き上げたので、
いつもの詩とは作風が少しばかり異なる作品です。

そして、この詩は二部作になっていて
もう一つの作品があります。
それは次回、投稿したいと思います。


毎回ここの主のお馴染みの
(くだらん)前置きが
長くなり、
失礼いたしました。←※ホンマやで


それでは、
よろしければご覧くださいませ。
お付き合いいただき、
ありがとうございます。


みゆ





高層街のシンデレラ


高層の自尊心に住んでいる
私はとっても綺麗
着飾る一粒も真珠のような体も
全て私が、築きあげた
ここは私の、ひび割れた唯一の城

歩き回る愚鈍に、舌が小さく鳴った
こんな灰と一緒にしないで欲しい
どうせならシンデレラは私がいい
王冠を片手に、黒い踵を鳴らす
氷点下では相変わらず、愚鈍が進まない

助けるのは私の役割なんて
割に合わなさすぎて
いつものカシスオレンジと、
たまにはマルガリータでも口にして
全ての汚泥を階段に流れ出し、
ようやく微睡んだ

タクシーに乗るのも私の仕事
明日を面倒に思いながら、
気だるげに唇を半分開けた
隣にはあの人と、憧れの人がいる
今だけは憧れの人と隣がいい
まばたきもせず城に着いたのは、
私が選ばれた者だからと信じている

あの人は私を高層に似合わせる
真珠の粒が艶めくサウナも
まつ毛がすぐに閉じるソファも
愚鈍には欲しくても、手に入れられない
欠けた爪でいる限りこの城には住めないと
身の丈を思い知らせるために
私は綺麗でいるの、と呟く

虚ろな明日が来る
積み上げられた王冠も、黒い踵も
私には重荷になっていく
愚鈍は歩き回り、蝶と踊っている
助けられるなんて割に合わない
シンデレラは愚鈍には似合わない

くすんだ灰になりたくない
それならガラスの靴ごと消えてしまいたい
私の大事な城はたしかにあるけれど、
本当の家はどこなのか
誇りだったあの靴も履かずに
一人でひたすら探し回って、
かすかな透明な逡巡が足にまとわりついていた

愚鈍は蝶と歩き回り、
不思議そうに私を見つめる
折れた黒い踵を楽しそうに履く
そんな自尊心でよければ灰にして
着飾った真珠とひび割れた城で
高層の裸足で立っている私は
とても、綺麗










2024.5.16 更新



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