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「悩む」を減らして頑張りすぎずに続ける料理

4月から、一週間分の献立を決めて生活をしてきました。
作るものが決まっているので、買い物で悩むことはないし余計な買い物もなし。週末にかけて冷蔵庫から一つまた一つと減り冷蔵庫がすっきりしていく気持ちよさを感じていました。

それがここ数ヶ月は献立決めをお休みしていました。
実家の畑やご近所さんから野菜を分けていただく事が続き、献立通りに料理が進まなくなったからです。
おすそ分け、ありがたい話です。
スーパーの買い物袋いっぱいのピーマンやなすをよっこいしょと持ってきてくださる。信頼しているご近所さんが手塩にかけてお世話して大きくなった野菜たちです。
もちろんありがたい、ありがたすぎるという前提で、一瞬目が点くらいにはなっていたと思う。消費しきれるのかただただ焦るような量だったから。そんなこともありました。

いただいたものをおいしくいただきたい。
でも、キッチンに立つのが億劫になるような料理を作り続ける気力はない。
そんな事を考えながら試してきた最近の料理事情についてお話したいと思います。


調理方法は3つだけと決めて

いただいた食材を中心に今実践しているのが、3種類の調理法を繰り返して料理するということです。
基本は「茹でる」「あげる」「煮る」。

素材の味を中心に塩、しょうゆ、酒、みりんなどの基本的な調味料を使うので家にあるものだけで完成します。

①「茹でる」

オクラ、つゆむらさき、ブロッコリー、枝豆。
水を沸騰させたら塩を入れてそれぞれ茹でるだけ。
あとマヨネーズをつけたり、お醤油をかけたりしていただきます。
これ、素材の美味しさを一番感じられる最高の食べ方。
娘三人も、結局これが好きなんです。

②「揚げる」

食欲そそられる揚げ物。
素揚げ、天ぷら、から揚げなど揚げ物にもいろいろありますが、今は素揚げと天ぷらにはまっています。特に野菜の揚げびたしは、大根おろしとすりおろし生姜にだし汁をかければごちそうです。
ししとう、ピーマン、なす、ズッキーニ、ゴーヤなどやってみました。

子ども達にはかぼちゃが人気でしたが、「野菜2種類は食べよう」というと渋々ナスを選んだりオクラを選んだりしていました。物足りないときにはとり天を追加すると満足度アップ。

野菜のみでも大満足です

③「煮る」

他には副菜として切り干し大根、ひじきとこんにゃくの煮物、かぼちゃの煮物をよく作ります。一週間に一度は食卓に登場するわが家の定番メニュー。
これらは、私が小さい時から食べ慣れている味で、母や祖母の味です。

馴染みのある味は不思議と今も大好きで、作っている時も食べている時も妙に安心感があります。週一で作っていればレシピは自然と頭の中に記録されてくるので気楽に料理に臨めます。

というわけでよく使うひじき、切り干し大根は食器棚の乾物保存かごに必ず入っている常備乾物です。使ったら必ず買い足しています。

上に書いた三品をよく作るのは、子ども達が嫌がらずに食べてくれるからというのもあります。目新しい食材や味付けに凝った料理はなかなか食べてくれません。料理にかかった時間と労力が、子どもの食欲に真っすぐつながるとは限らないと分かりました。作る以上は食べてもらえたらうれしい。
子ども達が口に運んでくれて、私が作りやすく、栄養満点のこの3品フル回転で助けてもらっています。

長ひじき派です。

味噌汁は必ずつける

これは、ずっと続けている私の中のルールです。
なかなか野菜に手が伸びない娘たちも、味噌汁の具は残さず食べてくれます。味噌汁の栄養については時を見て語り続けてきたからか、これは食べねばまずいと思っているのかも。(母に怒られる‥という意味で)

パンでも
やきそばでも
パスタでも
グラタンでも
当たり前のように味噌汁をつけます。

味噌汁は一日のエネルギー源。野菜をふんだんに突っ込めばおかずとしても優秀です。
日本人の体の基本は味噌汁なんだと思っています。

よく見えませんが、わかめとふのりの味噌汁。
パンでも味噌汁です。


肉や魚は焼くだけ

あまり手の込んだことはしない、と決めています。
ごま油をひいて、塩コショウとにんにくで炒めるだけ。
塩をふってグリルで焼くだけ、と限定して。
「1から考える」ことが減ると、料理する人間の負担が軽くなります。


料理はとても自由度が高くて、それゆえに何をどう切るか、焼くのか煮るのか、味付けはどうするのかなど選択が続く作業です。完成まで枝分かれしている道のりを「今日はこっち」「昨日はこっちだったから今日はあっち」と考え楽しめればよいのですが、私はその自由に疲れてしまうことがあります。
料理することは好きなので、負担をできる限り軽くしながらいただいたものをおいしくいただく。
そんなことを考えながら最近は台所に立っています。。

冬に近づくにつれとれる野菜は減っていくので、その時にはまた献立式復活かな。また料理事情についてお付き合いいただけたら嬉しいです。
今日はこの辺で。
ありがとうございました。





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