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囲碁界の終わりの始まり、そしてその先へ

「正直こんな題名は書きたくなかった」というのが本音だ。 ただ、もう終わりは始まってしまった。この流れを食い止めるのは相当に険しい道だろう。だが、この終わりは止めなくてはいけない。 1.終わりの始まり先日、こんなニュースが目に飛び込んできた。 囲碁界に対して、警鐘を鳴らしていた私としては、正直棋戦の縮小と聞いて「来るものが来たか」としか思えなかった。しかし、本因坊戦が縮小対象と聞いて目を疑った。 なぜ、よりにもよって本因坊なんだ。 本因坊というタイトルは、囲碁独特のもの

    • 藤井二冠の「4一銀」に見る囲碁の知名度とスポンサーの話

       非常に生々しい題名ですが、囲碁を知らない人も知っている人も是非読んでもらいたいお話です。  なお、囲碁普及関係者は例外。とにかく読んで、現実と向き合わなければいけない。 レベルが10級の人間が思う、囲碁の知名度とスポンサーの話をここにつらつらと書いていく。 1.将棋界の激震 のっけから恐縮だが、自分は観る将である。将棋の対局の観戦が好きだ。囲碁好きには申し訳ないが、4/8は囲碁の十段戦ではなく、将棋の名人戦の方を見ていたくらいだ(斎藤先生の粘りの逆転劇を見て感動してい

      • 「今の囲碁界と囲碁普及コンテンツの問題点」のその後

        「今の囲碁界と囲碁普及コンテンツの問題点」の投稿から一週間も経っていませんが、個人的に思うことがありまして、筆を執らせていただきました。 まず、「ここまで反応をいただけるなんて思ってもみなかった」というのが本音です。 Twitterでのインプレッション数が26000を超えたのは初めてですし、noteの方も1000人以上の方に見ていただいたのは初めての経験でした。 (正直なところ、ここ数日ビビり散らかしていました) <Twitter> <note> もちろん、俗に言

        • 今の囲碁界と囲碁普及コンテンツの問題点

          ものすごくごつい題名ですが、囲碁知らない人も知っている人も少し見ていってください。 囲碁普及関係者は別。とにかく読んで欲しい。 まず、これを書いてる当人の話。自分は大学から囲碁を始めた人間で、レベルは10級くらい。おそらく初心者に毛が生えた程度のレベル。 そんな人間が思う、現在の囲碁の状況と囲碁普及コンテンツの問題点をつらつら書いていく。 1. 囲碁がやばい  のっけからこれである。とはいえ、実際やばい。何がやばいのかというと、 人がいない のである。 実際、囲碁の

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