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群馬建築の野望① 白井屋ホテル

いま、群馬の建築がアツい。ということで、群馬の建築にまつわるあれこれをレポートしていきたいと思います。
「野望」とはいったい? いずれそんなことも明らかにしていきたいところです(連載が続けられれば)。

さて今回は前橋へ。
前橋といえば県庁所在地らしからぬ寂しい駅前で、「お元気ですか」の看板が哀愁を誘うのが常でした。

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ところが最近?駅前に商業施設が。
以前来たときはテナントが全然入っていないビルだったところに、プロントと蔦屋書店が入っていました。プロントがあるってことは都会だな。

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さて、今日の目的は話題の白井屋ホテル」(設計:藤本壮介建築設計事務所)です!駅からも歩いて行ける距離。
宿泊ではなく周りをうろうろするだけですが・・・

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まずこんなにも街並みになじんでいるのかと驚きました。
内観を含め、建物自体のデザインが印象的ですが、表通りから見たときに意外と「奇抜」という感じを受けない。

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そして、裏通りはまったく印象が違うのですが、こちらはこちらで水路が通る小道の雰囲気になじみ、豊かな環境をつくっています。

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この表通りから裏通りに、誰でも通り抜けられるのが良い。
ホテル自体に閉じず、地域を見た建築だと思いました。

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宿泊者以外も入れるというカフェも予約がいっぱいで、内観はあまりよく見れず。いつかは泊まってみたいものです。各室に上毛かるたが常備されているらしい。

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家型の小さいスペースには入れる場所もありました。

ところで前橋といえばちょっとさびれた印象を受けていたのですが、ポテンシャルの高さを感じました。アンティークなお店、立派なケヤキ並木、随所にあるパブリックスペース・・・

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少し前に前橋モデルという言葉も見かけましたが、これから「北関東」が来るのかもしれません。
震災後の岡山あたりへの移住ブームから、最近は長野も多い印象。そして北関東へ・・・?
車社会だからこそのLRT(宇都宮)とかMaaSの社会実験も注目です。

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駅前にタワマンが建設中で、その点では「同じような駅前」の轍を踏む不安もよぎりましたが、まあ人口はもう少し必要なのかもしれないですね。

さて、群馬ネタは何から語ろうか迷うくらいたくさんあるのですが、ブログにまとめるとなると難しい・・・。第2回は高崎か太田かなと考えています。(続く)


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