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感性を磨け

この言葉は私が尊敬する大学の先生から教わった言葉ですが、未だに私の人生を作る上でのベースとなってる考え方であり、行動の基準です。

私にとっては原点のような教えです。

先生は自動車エンジン設計のスペシャリストですから、主に「技術力」であり「良いモノを作るには」と言う観点で「感性を磨け」と言われていました。技術力を身につけるためには、感性、知識、経験の3要素が必要ですが、最も重要なのはそのバランスです。私の理解では、「学生は知識をつけてばっかりで感性と経験がないことのアンバランスさを改善していけ!」と言うように解釈していました。
自動車の技術畑からは離れていても、この考えは不変です。むしろ、独立すればするほど、この原点の考え方が最も重要だと思い知っています。
知識を付けるにはある程度は経済に頼らなくても身に付けられますが、感性と経験については経済力が非常にモノを言う世界だと痛感しました。綺麗事ではなく、経済的なゆとりがあれば、得られる幅がぐんと広がるのも事実です。だから、私は、メーカーを退職して独立しましたし、お金を稼ぐ理由にもなっています。

知識があってもレヴェルトの実車は見れないです(笑)

このようなチャンスを頂けたのは本当に感謝しかありません。
大変ありがたいことです。

「日本人のスキルの底上げ」というテーマや「若い人を育てていく」という部分も、ここが肝になってくると確信しています。
よく「学びたい、学びたい」という人ばかりいる印象ですが、知識だけに頼っても完成された姿にはならないです。
知識はあくまで、回り道をせず完成形に至るまでの最短距離を示す「地図」みたいなもんだと思っています。
「学ぶことが目的」なっても求めるゴールには永遠に辿り着けないですね。

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