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洋服、食器、雑貨を取り扱ったセレクトショップのオーナーです。 30歳までノープラン。貯…

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洋服、食器、雑貨を取り扱ったセレクトショップのオーナーです。 30歳までノープラン。貯金0からDIY改装し、賃貸契約から20日でオープン。 たった3つの洋服と少しの食器からスタートし、おかげさまで12年を迎えました。 ここに至るまでの「土台」となった話を中心に書いていきます。

最近の記事

深夜の公園、銭湯の回数券

23~4歳頃のはなしだが、路上生活の方に声を掛けた事がある。 好奇心と、当時自身がモヤモヤとしていた事について、解決の糸口を模索していたはなしだ。 きっかけは、道端で倒れてる男性に声を掛けた事だった。 路上を歩いていた際、少し前の方で倒れて横になっている男性を見つけた。その少し先には杖が落ちていた。 私の前を歩いている人も、すれ違う人もなぜか素通りだったが、男性に近付くとその理由も何となくわかった。いわゆる路上生活者の男性だった。 しかし杖も落ちているし、倒れたまま動かな

    • 形になるからこそ 拾える気持ちがある。

      少し前に当店のBLOGに投稿した内容をこちらにも投稿しておこうと思う。 BLOGをご覧頂いた方は重複しているのでも申し訳がない。 自然の風景を眺め綺麗だと感じること 国内外の建築物を見て迫力を感じること アートにふれ感動すること それらは過去の恩恵でもあると思うようになった。 時間をかけ木々が芽吹き、生態系によってつくられた景色。 各々の職人、アーティストが膨大な時間と技術を注ぎ完成された造形物。 現代は技術の進歩で、昔よりも効率良く出来る事も増え 今だともっと早く完成す

      • 魅かれる理由について。

        これまでのnote(記事)とは違った方向性の内容となるが 少し書きたい事ではあったので、目を通してもらえると嬉しい。 把握しているようで把握できていない。そんな風にもとれる内容だ。 唐突だが、おおまかに言うとこのアイテムに 当店が大切にしている事が可視化されている。 パープルよりのピンク。一般的に好みがわかれる個性的なカラー。 このカラーは履こうと思えないが ブラックやブラウンだとまだイメージがしやすい。 そう考える方は多いはずだ。 では何故、多くの人が興味を持ち

        • why the rush? It's sunday today.

          『雰囲気、かわったね。』 社会人生活も3年が過ぎると、そう言われることに違和感もなくなった。 仕事とプライベートの充実は絶対で 大学時代の友人と毎月ランチに行って、年一くらいで海外行けたら良いな 部屋はお洒落なインテリアを少しずつ集めて。。。 そんな妄想は1年目で綺麗に砕け散った。 女子会ランチは程遠く、冷食を詰めただけの弁当にも慣れ 今は冷食のクオリティーの高さに感謝しかない。 ***** 1K一間に置かれた実家から持ってきたテーブルには 今の私が表現されていて

        深夜の公園、銭湯の回数券

          愛くるしい関西弁と薄っぺらなラブソング。

          明日は晴れなのかって 気になってしょうがなくて。 当時は”ゆず”や、福岡だと”唄人はね”が人気で その影響もあり、アコギを片手に朝まで路上ライブをしている男女が そこかしこに溢れかえっていた。 仕事帰り、地下鉄に向かうコンコースにも 当然何人もの歌い人が、カバーやオリジナルらしき曲を披露していた。 以前書いたように、アパレル最初の職場に馴染めなかった私は 帰宅途中たまに立ち止まっては 歌い手たちが音楽に打ち込む一生懸命な雰囲気を ぼんやりと眺めていた。 *****

          愛くるしい関西弁と薄っぺらなラブソング。

          石段からの夜景が綺麗なわけではなかった。

          先日インスタで行ったアンケートの結果 『影響を受けた人物』が最も多かったので 今回はその内容で書きたいと思う。 ただ、影響を受けたのはひとりではないので 今回はそのうちのひとりについて書いてみる。 高校卒業間近、仲の良いメンバーで免許を取りに行った。 わざわざ飛行機と電車に乗った先にある、縁もゆかりもない場所の合宿免許だった。 県外へ住民票を移してまでその場所を選んだのは 「その地域の女性は可愛いらしい。」 と、誰が言い出したのかも定かではない理由だった。 まぁ結局は

          石段からの夜景が綺麗なわけではなかった。

          手の甲に彫られた蝶は綺麗だった。

          出勤途中、地下街を抜ける直前にパン屋があった。 オシャレな名前のパンを買うのが何か恥ずかしくて いつもクロワッサンを選んでいた。 買ったクロワッサンが焼きたてで温かいと、今日は良い事がある。 少し早めに出勤し、静かなバッグヤードで食べるそのパンは 安っぽい願掛けではあったが 何か少しでも仕事に手応えを感じたかった自分には それだけで1日が大きく変化するような気がして、特別だった。 18歳ってまだギリ青春だよな。 こんなに怒られながら青春は終わるのか。 今考えると笑えるが

          手の甲に彫られた蝶は綺麗だった。

          ほどけかかった紐は、適当に固結びしたもうほどける事はないだろう。

          『俺は何で生きてんだろう。』 ベットに横になったまま、一言だけ口にし黙った。 何か声を掛けて欲しいのではなく、自分自身に感じた憤りや とにかく負の感情が凝縮された、静かで小さな声は 自身へと向けた言葉だった。 前回の続きではないのだが どうしても書き残しておきたくて今回書いている。 簡単に言うと、プロの仕事とはどういう事なのか知って欲しくて書いた。 (そもそも何をもってプロフェッショナルと言うのかはわからないが) 生きる事や、働く意味。そして自分自身と向き合う事に悩み

          ほどけかかった紐は、適当に固結びしたもうほどける事はないだろう。

          始まり。まだ、何もない。

          世界は、ひとひとりの人生では網羅できない程のモノで溢れている。 過去よりも、より多くのモノで溢れた現代。 店舗や雑誌から流行が生まれた時代は過ぎ去り SNSから流行が生まれる。 そんな現代、店舗のセレクトにはどんな意味があるのだろうか。 そんな疑問がうかんだ。 ********* 誰かが言っていた。 「人は知っていることしか、見えない。」と。 知らないことを知るというのは 理解、納得、把握、受け入れるなど 様々な角度からの意見にも目を向ける事であり 自身への戒めや

          始まり。まだ、何もない。