多重債務タヌキの話⑤過ごし方全てが結果に繋がる
今の日本に関して、私は、世間の人たちが思っている以上に実力(やったこと)が顕著に結果に表れると思っている。
労働者やアルバイトは、確かにその性質を薄める効果がある。実力の有無に関わらず時給1000円は時給1000円なのである。
ただ、その世界以外。得点やスコアや勝率などは才能や運の要素は思っているほどない。
なぜか。例えば電話番号。ボケが始まった高齢者や幼児以外、一回真剣に聞けばそこそこ暗記できるが、これが20桁になると一回聞いただけでは復唱できない。
アニメのオープニングも、一回聞いただけでは覚えられないが、最後には全員歌えるようになる。
母国語も自在に操れるし発音も完璧にできる。
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しかし「同じ練習量をこなしているのに伸びる人と伸びない人がいる」と感じることはあるだろう。
私自身も、3歳からスイミングを習っていて小学校の高学年で大会のメンバーになったが、素人の選手に記録が追い付かれ、追い越されたのである。
水泳だからズルしてショートカットもできないし、野球のように家に帰って素振りやキャッチボールの練習もできない(施設がないから)。
これは才能なのか?
今になって思うと、これもNOだ。
最近、RIZINで朝倉未来が外国人に何もできずに負けたが、それを見たK-1のレジェンド魔裟斗は
「格闘技一本でやってる選手に、YouTubeやプロデューサーをしながら格闘技をやってる人が勝つのは難しい」
と言っていた。
朝倉未来は以前「しっかりと練習時間は確保している」と言っていたが、これが間違いなのである。
「練習中」だけが練習ではない。食事、メンテ、研究、反省、睡眠…練習以外の全ての時間が結果に表れる。
私の場合、確かに水泳の練習はしていたが、学校まで歩かずに送迎だったり、家でゲームすることなどが多く、泳ぎ方の研究や食生活も全く手をつけなかった。
大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太。誰もYouTubeや過度のメディア出演はしていない。そして専門分野に誰よりも貪欲だ。
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話は長くなったが、世の中というのはごまかしが効かない世界で、やったことがそのまま結果に出てくる。
結果が出ないときは、どこかに必ずうまくいく人との違いがあるのだが、例のタヌキはそういう「苦しいこと」「難しいこと」には目を瞑り、実力もないのに妄想の世界に浸っているので成功することはないだろう。
うまくいかないとき、まずは自己分析がとても大事だが……それをすっとばして次の段階を考える愚か者になってはいけない。
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