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ふくしま12市町村移住支援センターの最近の動き(公募開始と、職員採用)

 ふくしま12市町村移住支援センターを開所して、一ヶ月が経ちました。7月は毎週浜通りに通っていましたが、8月は第5波の影響でリモートを強いられています。私の周囲でもコロナ感染が広がってきました。もうしばらく、ステイホーム中心の生活です。
 この瞬間も、九州と中国地方は深刻な豪雨に見舞われています。被害が広がらないことを祈るばかりです。オリンピック、コロナ、豪雨災害と息がつけませんが、自分の持ち場を着実にこなしていきます。

移住支援センターの初めての公募を開始しました

 この一ヶ月、移住支援センターの主要事業の企画と、事業公募の準備に追われていました。さしあたり、2つの公募をスタートさせています。

 センターの主要業務の一つに、12市町村の移住情報の発信があります。福島沿岸は原発事故により避難を強いられた地域が広がっていますが、かなりの場所で帰還が進み、新しい町づくりがスタートしています。復興に貢献する多くの仕事がそこにあり、また生活環境も整いつつあることが、まだまだ一般には伝わっていません。同時に、一口に12市町村といっても、南相馬市と浪江町と双葉町と川内村では、求められる人材も生活も仕事も大きくことなります。12市町村の状況を丹念に「取材」し(事業者には、編集部機能をもって頂きます)、そうした情報を丁寧に首都圏などの移住検討層に発信することを考えています。

 また、福島沿岸への移住に関しては、いわゆる「田舎暮らし的な移住」というよりも、「復興に関わろうとする、転職や起業をともなう移住」になります。その意味で、12市町村に眠っている移住者に適した仕事を発掘し、移住+転職希望層へ発信していく必要があります。
 こうした観点で、まずは2つの公募をセンターとして開始しています。今週から公募が開始されていますので、私が直接ご相談にのることはできませんが、ご関心ある方はぜひ提案を検討頂ければと思います。

福島・浜通りの若者を支える新しい動き

 浜通りの若手経営者・リーダーの皆さんによる団体HAMADOORI13が、東日本復興支援財団さんと連携して、若者起業支援事業を開始しています。

 HAMADOORI13には、以前RCFに所属してくださっていた佐藤亜紀さんが事務局を務めています。彼女のnoteの発信も御覧ください。

 センターの調査でも、20-30代が福島の復興に強く関心をもっていることが分かっています。若い人材が福島の新しい担い手になることは大切ですし、その動きを福島地元の30-40代のリーダーのみなさんが支える構図が素晴らしいです。

 福島県も、移住支援金や起業支援金を用意しています。

 HAMADOORI13さんとも連携しながら、センターとしても若者が復興に関わる仕組みがあることを、20-30代に幅広く発信していきたいと考えています。

センターの職員も、引き続き募集しています

 現在、兼務も含めて15名のスタッフが日夜、浜通りの移住を加速させるために活動しています。しかし、これから事業がさらに本格化する中で、まだまだ人が足りません。センタースタッフの採用を積極的にすすめています。

 センターには3つの部署があります。「広報課」は9月にきまる委託事業者とともに、12市町村の情報を集約しつつ、ネットを中心に発信を進めます。「企画課」では、求人マッチングやイベントの実施を進め、また復興庁などの関係機関の調整を行います。「市町村課」では、12市町村の中で担当自治体を受け持っていただき、移住事業推進のサポートをして頂きます。

 センターの仕事の魅力は、なにより福島復興に最前線で関われること。また国・県・被災市町村、企業やさまざまな専門家とも仕事ができ、社会課題解決を進める経験を積めることができます。報酬は、実績や能力により350-600万円になります。ご関心ある方はぜひご連絡頂ければと思います。

 夏の暑さと、コロナによる閉塞感、あるいは大雨もあり、ストレスが溜まりやすい時期だと思います。この秋は、ワクチン接種率も広がり、もう少し社会が落ち着くはず。あまり無理をせずに日々を過ごそうと考えています。

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