藤沢 烈

RCF代表。一橋大学卒業後、マッキンゼーを経て独立。社会事業コーディネイター集団として…

藤沢 烈

RCF代表。一橋大学卒業後、マッキンゼーを経て独立。社会事業コーディネイター集団として活動しています。著書に『社会のために働く』(講談社)『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)、共著に『東日本大震災 復興が日本を変える』(ぎょうせい)他

最近の記事

五城目町の困難とチャレンジ (8月8日)

先月7月15日の豪雨により過去最悪の水害被害を受けた秋田県。中でもダメージが大きかった五城目町を昨日訪問しました。  以前、私の仕事を手伝ってくれて、今は五城目で活動している柳澤龍さんにコーディネイト頂き、多くの関係者に話を伺いました。 五城目町議 松浦真さん いちカフェ 坂谷彩さん ドチャベンチャーズ 竹内健二さん、丑田香澄さん 他にも、五城目町役場の皆様にも話を伺いました。 伺った五城目の現状は次の通りです。  支援が落ち着き、町内で手伝っている方々もお盆明けには

    • 福島への移住が、テレビドラマになります

      福島12市町村への移住を題材にしたテレビドラマが、9月からテレビ東京系て放送されます。先程、テレビ東京から発表されました。 概要は次の通りです。 ・番組名 木ドラ24「姪のメイ」 ・両親を亡くした姪を引き取ったおじが、彼女や福島の人々と過ごすことで成長していく物語 ・9月7日スタート。毎週木曜2430〜2500 ・テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道など。福島テレビでも放映(放送日未定) ・U-NEXTで見放題配信 ・テレビ

      • 岡本全勝さんに、ラジオ茨城放送で今晩話を伺います。(3月13日)

         東日本大震災から12年が経ちました。岩手や宮城の友人の様子をみると、これまでと比べて3月11日が日常に近づいたような雰囲気を感じます。個人的には、3月9日に移住PRイベントでご一緒した俳優のんさんのアカデミー賞優秀主演女優賞の受賞と、3月11日のWBCチェコ戦で、陸前高田で被災した佐々木朗希投手が登板し、好投したことが印象に残りました。私にとっては、13年目の復興支援が始まります。  さて、月一回出演しているラジオ茨城放送ダイバーシティニュースですが、今晩は元復興事務次官の

        • のんさんに、福島12市町村の移住について、発信して頂きました。(3月10日)

           朝ドラ「あまちゃん」で主演し、今年は映画「さかなのこ」で主演し、日本アカデミー賞優秀主演女優賞をとられた「のん」さんに、福島12市町村を訪れて頂き、移住を発信する動画を作っていただきました。  昨日はメディア向けにこの動画の制作発表を行い、多くのメディアに報じていただいています。  動画も昨晩21時に、のんさんの公式YouTubeチャンネルで発表していただいていますので、ぜひ御覧ください(私はセンター長ということで名前だけ出ています)  岩手を舞台とした「あまちゃん」

        五城目町の困難とチャレンジ (8月8日)

          「復興政策を振り返る有識者会議」の3回目が開催されました。(3月8日)

           長いのですが、「東日本大震災の復興政策10年間の振り返りに関する有識者会議」の委員に、昨年10月から就任しています。2月27日、第三回が開かれ、被災3県の3人の市町村長にお越しいただき、この12年間の振り返りの話を伺いました。宮古の山本市長、南三陸の佐藤町長、川内の遠藤村長はいずれも2011年の発災当時からリーダーとして陣頭指揮をとっておられた方。多くの示唆を頂けました。  皆様の発表資料や当日の議事録は詳細に公開されましたので、関心ある方はぜひ目を通して頂ければと思います

          「復興政策を振り返る有識者会議」の3回目が開催されました。(3月8日)

          復興推進委員会委員に任命されました。(3月7日)

           3月6日付けで、復興推進委員の15人の内の1人として任命されました。復興庁が、最新の名簿を公開しています。  復興推進委員会については、日本大百科全書の解説を参考にしてください。 日本大百科全書(ニッポニカ)「復興推進委員会」の解説 ポイントは下記の通りです。  今回は、双葉町に工場を新設された浅野撚糸の浅野社長、釜石で復興支援を続けていて、いつもお世話になっているパソナ東北創生の戸塚絵梨子社長も選ばれています。  福島国際研究教育機構(F-REI)の立ち上げや、2

          復興推進委員会委員に任命されました。(3月7日)

          福島12市町村で起業するということ。和田智行さんとの対談。(3月6日)

           南相馬市小高区で起業支援をすすめる、和田智行さんと対談しました。 「福島でコトを起こす」ことについて、現時点で最もまとまったテキストになっています。ローカルで起業するという意味では、全国各地でも参考にして頂けると思います。概要は次の通りです。  今年度は、greenzさんと協働し、「福島12市町村×起業」のポータルページも開設しています。  「最大400万円の創業補助金」「コワーキングスペース一覧」「企業型地域おこし協力隊の情報」「先輩起業家インタビュー」が掲載されて

          福島12市町村で起業するということ。和田智行さんとの対談。(3月6日)

          3月9日渋谷で、福島の復興と移住を考えるイベントを開催します。

           あと一週間で、東日本大震災から12年です。  今年は東北よりも大きな震災がトルコ・シリアで発生してしまいました。明日6日で一ヶ月になりますが、すでに5万人超の死者が把握され、数百万人が家を失っています。長くかかる復興に向けて、できることを考え続けています。  また、昨晩のNHKスペシャル「南海トラフ巨大地震」に衝撃を受けた方も少なくないと思います。「西日本と東日本で同時期に巨大地震が起きる可能性」「救助や支援が何日も来ることがなく、直接死30万人に加えて関連死も8万人弱にな

          3月9日渋谷で、福島の復興と移住を考えるイベントを開催します。

          映画「ただいま、つなかん」にコメントを寄せました。(1月25日)

           東北復興に関係していたら、誰でも知っている気仙沼唐桑にある 民宿「つなかん」。女将の菅野一代さんと、集う若者たちの震災後の12年を描いた映画が生まれます。(ナレーションは、やはり気仙沼と縁が強い渡辺謙さん。やはり気仙沼に繋がり濃い、糸井重里さんやサンドイッチマンさんも出演しています)  光栄なことに、応援コメントをお送りすることができました。(最後の方にちょこっと掲載頂いています)  コメントするにあたって一足早く、映画も見ました。  まず感じたのは、震災と津波と復興

          映画「ただいま、つなかん」にコメントを寄せました。(1月25日)

          紗栄子さんとの対談 (1月24日)

           モデル・実業家の紗栄子さんと、福島12市町村の移住について対談、新R25に掲載いただきました。  モデルとして活躍されていることは知っていましたが、全国の被災地を支えるための一般社団法人を運営されていたり、牧場経営をされていたりと、実業家の側面もあり、こうした方が福島12市町村にも関心をもって頂けるのは有り難い限りでした。

          紗栄子さんとの対談 (1月24日)

          福島12市町村への移住を、新R25さんに取り上げて頂きました (1月19日)

           ふくしま12市町村移住センター長として、新R25さん(いまはリクルートではなくサイバーエージェントさんが運営しています)に取り上げて頂きました。  ポイントは、次の通りです。  福島12市町村への移住について、丁寧にまとめていただけたと思います。ぜひ御覧ください。

          福島12市町村への移住を、新R25さんに取り上げて頂きました (1月19日)

          東京都による子ども五千円給付がもたらす反作用とは (1月16日)

          先週9日、ラジオ茨城放送のダイバーシティニュースに出演しました。その放映内容がYouTubeにて公開されています。 その際に、東京都が18歳以下に5千円給付をおこなったニュースについて解説しましたが、その内容を紹介しておきます。 ■東京都による5000円給付とは何か 東京都に居住する18歳以下に対して、月5,000円を2024年1月から給付が行われます。  所得制限を行わないことが特徴で、東京には18歳以下の方は200万人いますので、年間1,200億円がかかります。一人

          東京都による子ども五千円給付がもたらす反作用とは (1月16日)

          今晩はダイバーシティニュース。夫馬賢治さんに話を伺います。(11月14日)

           月一回出演している茨城放送ダイバーシティニュースですが、今晩も21:00から一時間出演します。(radikoか、Youtubeから御覧ください)  後半には、ESG投資・サステナビリティ経営の専門家であり、Jリーグ理事だった時に一緒だった、夫馬賢治さんに出演いただきます。  11月20日からは、カタールワールドカップがいよいよ開催されます。FIFAは、この大会をカーボンニュートラルにすることを6月に宣言しました。  スポーツ界でもサステナビリティが重視されている背景は

          今晩はダイバーシティニュース。夫馬賢治さんに話を伺います。(11月14日)

          すずめの戸締まりと、東日本大震災の癒やし (11月13日)

           新海誠監督の11月11日に公開された新作映画「すずめの戸締まり」を見ました。  前二作も災害との深い関係がありましたが、今回は、東日本大震災を真正面から描いています。 主人公の女性が、震災孤児であること。(岩手の大槌か山田出身とみられる) 各地の地震災害を止める(=戸を閉める)ロードムービーであること。(扉は、大槌の風の電話を彷彿とさせる) 宮崎・愛媛(南海トラフ)、神戸(阪神淡路)、東京(首都直下)といった、災害で関係がある土地をあつかっていること。 国道6号線を車で通

          すずめの戸締まりと、東日本大震災の癒やし (11月13日)

          47歳になりました。

          多くの方からメッセージを頂き、ありがとうございます。 ふくしま12市町村支援センターの仕事で、忙しくも充実した日々を送っています。 センター本体は15人のスタッフですが、12市町村で移住に関わる方、パートナーの企業、県庁から復興庁まで、100名を有に超える皆さんと、移住促進のために日々歩んでいます。 新公益連盟を通じた非営利セクター発展に向けた取組も続いています。たった今は、統一教会の被害者救済の法案によって、すべてのNPOが寄付を求めることを阻害される恐れが出ていて、仲

          47歳になりました。

          2022年災害からの復興を、休眠預金で支援します。(11月8日)

           今年も多くの災害が発生し、福島、新潟、宮崎、そして静岡といった地域が大きなダメージを受け、また復興に向けた取組を進めています。ただし、東日本大震災からの復興とことなり、各地の災害復興には十分な財源はありません。限られた金額ですが、RCFでは国内唯一、復興支援に向けた支援を休眠預金を活用して行っています。各地の取材を経て、11月4日から復興事業の公募を開始しました。  ポイントは次の通りです。  復興支援向けで、民間団体に対してこの規模で支援できる助成は他にはありません。

          2022年災害からの復興を、休眠預金で支援します。(11月8日)