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ポケモンの思い出

自分にとってポケモンとは、やはり初代(赤・緑・青・黄)のことを指している。それくらい、あの時のポケモンから受けた衝撃は凄かった。今とは違ってドット絵だし、動きもカクカクして、色も白黒。それでもストーリー性や好きな6匹を連れて旅をするという、ゲームのメイン部分がとても夢中にさせたのだと思う。

最初にもらえる3匹のうち1匹しか選べない、というのも物語である。どれを選ぶかによってその後の展開は大きく変わる。大げさにいえば、人生そのものだ。初代では、正直、ほのおタイプは苦戦を強いられていた。だから、ヒトカゲを選んでしまうと、最初の2つのジムが本当にきつい。それどころか、後半になっても活躍どころがあまりなかったように記憶している。だから、慣れていないうちはゼニガメかフシギダネを選ぶことが多かったのだが、あえてヒトカゲを選んで攻略に挑むこともあったかなと。その反面というか、進化系はリザードンが一番カッコよかったと(個人的には)思っている。ちなみにカードゲームではリザードンがものすごく強い。

また、トキワの森でたまに出てくるピカチュウが、こんなに人気キャラクターになるなんて、はじめのうちは予想もしていなかった。こんなところででんきタイプのポケモンが出てくるんだなと思っていたし、カスミのジムでいると有利に進むから、出てくるまでトキワの森を散策したことをよく覚えている。これがのちにピカチュウ(黄)バージョンとして、連れて歩くようになるのだから、アニメの力もまたすごい。

本来、でんきタイプは「なみのり」を覚えないが、ある条件を満たすと、ピカチュウがなみのりを覚えて、ピカチュウバージョンでは、なみのりピカチュウというミニゲームで遊べるのもおまけの楽しみだった。ピカチュウになみのりを覚えさせるのは、それなりに骨が折れるので、それを達成した時の喜びもよく覚えている。

ポケモンが出るまでは、いわゆるRPGと呼ばれる類のゲームをやったことがなかったけど、入口を簡単に、やり込めば奥深いゲームが作れるんだなと、今振り返ると思う。だいたいは人が主人公になるゲームが多いなか、(トレーナーが主人公であるが)モンスターを主役に据えるシステム、しかも自分だけでなく、(違うバージョンを持つ)人とモンスターを交換しないと図鑑が完成しないというポイントもある。今ではBluetoothが当たり前だが、当時は通信ケーブルで交換したのが懐かしい。ケーブルが断線してできなくなるという悲劇もあったが…。

赤・緑の発売から明日で26年。こんなにも長い間、世界中の人々に愛されたゲームは本当に珍しい。これからもずっと下の世代がポケモンで遊んでいくのだろうし、ポケモンを通して幅広い世代が通じる可能性があるんだなと思うと、たかがゲームとはいえない何かが詰まっているような気がしている。

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