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話題は採点

採点のことでここまで物議を醸すのはM-1くらいではないか。今大会は新たに山田邦子さんと華丸大吉さんが登場した(大吉さんは以前もやっているので、正確には再登場だ)。上沼恵美子さんとオール巨人さんがいないM-1は何だか不思議な感じもした。

山田さんの採点がブレ過ぎだと一部で騒がれているようだ。でも、審査員として選ばれているのだから、仕方ないんじゃないかとも思う。好みは人それぞれだし、だから7人も審査員がいるのである。

そういう意味では、上記の堀井さんの記事は面白い。仮に、7人の審査員のうち、誰か一人がいなかったらどうなっていたかという視点だ。その結果は、ファイナルラウンドに進む3組は変わらなかったということだ。だから、一人の採点が多少目立ったところで全体としてあまり意味がないということである。

そう思うと、優勝したウエストランドのネタも多少は話題になったものの、なんだか採点のほうが話題になっていたような気もする。個人的には、ミルクボーイが優勝した年がすごく大ウケしたので、それと比べると今年はネタのほうで突き抜けたという感覚がなかったのかもしれない。

漫才よりも審査員のほうが話題になるということは、(コアなお笑いファンではない)視聴者にとって今年のネタがあまり刺さらなかったことを意味しているのかなと思う。

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