報54　THE MUSIC DAYのモニ監がしんどかった話

結論から言うと、番組の出来としては上出来なのではないかなと思います。
過剰すぎる演出（曲中にけん玉でギネス更新しようとするとか）もなかったですし、その辺のバラエティー番組みたいに何度も同じ煽りを繰り返す演出もそこまでなかったですし。大きいトラブルもなかったですし、音楽番組としては何ら問題なかったと思います。

ただ、俺はあの番組のターゲット層に入っていなかっただけの話です。
とにかく、趣味じゃない曲のオンパレードを見ないといけないのはキツかった。
嫌なら見るなとお思いでしょうが、見るのが仕事なのでそうもいかず。
以前の記事でも書きましたが、某地方局のマスター業務（モニター監視業務）に就いている為、否が応でも1時間ごとに見ないといけないわけで。

大前提として、自分はRockが好きなのです。
もっと言うと、別にロックじゃなくても「バンド物」が好きなのです。
バンド編成でも「いやーあれはロックじゃない」とか言ううるさい連中対策もばっちりなブログです。全方位に敵を作るな。
なんか、音を自分らで完結させてるのこそ「音楽」って感じがするじゃないですか。
それくらい浅い考えなんですが、俺の中では重要なのです。
ロック調の曲でも、調べたらシンガーソングライターの曲だと、「あー」ってなるんですよね。一つ温度が下がるんです。
なんでかは分からないんですが、多分、「このドラムのリズム好きだけど、別の曲は別の人が演奏するのかもな」って思うと、その人を応援したいとはならなくなってしまうんですよね。
かといって別にバックバンドに興味があるわけでもないので、表立って組んでくれってなるんです。　これもう浅良くない話。

そんな感じなので、ダンスグループにはまるで興味が無いわけで。
勿論、ダンスはすごいと思いますよ。
テレビ映えするのも、演奏よりダンスの方だと思いますし。
でも、個人的に歌とダンスはまた別なんですよね。
この前の番組で、どれくらい口パクがいたか分かりませんが、それならいつぞややってた「THE DANCE DAY」だったかでいいじゃねぇかって思ってしまうわけで。

とにかくこの番組、ダンスグループに偏り過ぎてるのが受け付けないポイントでした。
ちょこっといる分にはいいんですが、ジャニ、48系、韓国系で大半を占めてたんで、そればっかりだとさすがに…ってなったのが正直な感想。
マジで、全部同じに見えるんですよね。
個性が無いというか、単純に興味が無いから識別しようとしてないだけですが。
多分、Z世代（この言い方も好きではないですが）向けの番組だったんでしょうけど、音楽がこればっかりになるのはなーって思いながら見てました。

音ゲー、それもbeatmaniaIIDXをメインでやっているので、ダンスミュージック自体は別に嫌いではないのです。
前述のように、普段聴く曲はロック系ですが、何故か音ゲーは弐寺なんですよね。
なのでダンスミュージックに耳馴染みが無いかと言われるとそうでもないわけで。
今回の中でも、あーいい曲かもなーと思った曲はちょいちょいありました。
ただ、あまりにも偏りが激しすぎて、うんざりしてる時間が長くて印象に残らなかったわけで。

個人的に一番面白かったのなんて、多分「行列・ヒルナンデスチームのバンドに挑戦」でしたからね。
音がヘロってる部分もありましたが、生で音出してる感じが良かったです。
後は最後の関ジャニですかね。バンド編成で出るとは思いませんでした。
BiSHの後続グループみたいなのも、曲は良かったですが自分らで演奏してくれーって思っちゃうんですよね。

まぁそんなわけで、演者にどうこういうつもりは全くないですし、個々のクオリティは素晴らしいと思います。
もうちょいバランスを何とかしてくれるとありがたいかなーと。
音楽を全く聴かないわけではないのに、ここまで番組が求める視聴者層から外れますか！と若干ショックだった為、一本書かせて頂きました。

久々に、モニター監視しててキツい番組でした。　深夜にやってるNNNドキュメントよりはマシですが。
このあとの「マツコ会議」「千鳥かまいたちアワー」でゲラゲラ笑いながら見てたんで、やっぱこっち派だなと思いました。　真面目に監視しろ。