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コメダホールディングス(3543)優待。

KOMECAにチャージ。

 コメダホールディングスは、100株以上の保有で電子マネーKOMECAに半年毎に1,000円分のポイントがチャージされる仕様となっております。また、300株以上を3年以上保有している株主に対しては2月の権利確定分の優待に追加で1,000円チャージされます。

優待は6/1と12/1にチャージされる。

 初回にKOMECAが送付され、それ以降は保有し続ける限り自動でチャージされますが、注意点として、有効期間が1年間という点です。最低でも年に一回は利用するようにしないと失効してしまいます。

 カード裏のQRコードを読み取ると残高と有効期限が確認できますが、いちいち確認するのも非効率なので、私はチャージされたらすぐに使う派です。

配当金計算書と一緒に案内が送付されます。

経営手法はマクドナルドに近い。

 私は基本的に飲食系の銘柄は、薄利多売かつレッドオーシャンなビジネス故にリスクが高いと判断しているため、基本的には保有しないように心がけております。優待なんて設けていれば尚更、株価は実態の財務状態に見合わない割高な水準になりがちです。配当も渋い傾向にあります。

 それでも私がコメダを保有する理由は、店舗の9割超がフランチャイズ(以下FC)店であることです。経営本部は1席につき1,500円/月の安定的なロイヤリティー収入と、FC店への食品卸売による利益があり、外食系銘柄と比較すると利益率が異常に高いのです。実際に業種は飲食業ではなく卸売業に区分されてます。

 同じ喫茶店優待銘柄である、ドトール・日レス(3087)や、銀座ルノアール(9853)と財務諸表を見比べると、コメダが頭一つ抜けている印象が強く、貸借対照表に計上されている固定資産の額から、通常の飲食業とは毛色の異なるビジネスモデルあることは明白です。

 仮に店舗の採算が悪化しても、経営上のリスクを負うのはFC店のオーナーであり、本部はFC店が閉店するまでダメージを負いません。マクドナルドが不動産屋と揶揄されるのと似ています。あちらは、本部が店舗や土地を保有し、FC店のオーナーから賃貸料+ロイヤリティ+食品卸売のトリプルインカムを受け取っているのです。

 コメダは店舗がオーナー持ちなので賃貸料は得られませんが、ロイヤリティが定額(FCは基本定率)であることで、売上高に応じて上納金が増加しないことから、オーナーのモチベーションを保ちやすく、閉店リスクが抑えられている点を評価しています。私はこのビジネスモデルなら本部が安定的な利益を生み出せると確信して、疫病騒ぎよりも前に保有しておりました。

 結果として、疫病騒ぎによる行動様式の変化が生じて、外食産業全体が大打撃を受け、一時的に株価も下落したものの、21年2月期の決算は黒字を維持しておりました。

 FC店の閉店や食品卸売の減少に伴う減収はあったものの、財務状況が他の投資家が予想したよりも悪化していなかった影響か、株価は疫病前の水準に戻っており、今の所、かつての私の読みが正しかったように感じますが油断は禁物です。

最後に。

 投資は自己責任です。あくまで私個人が投資しているものを紹介しているだけなので、内容を鵜呑みにせず、参考程度にして頂けると幸いです。未来は誰にも分かりません。自分の頭で考えて納得した上で、身銭を投じて頂きたいのと、特定銘柄を推奨しているわけではないことを予めご了承ください。


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