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貴重な休みがブッ飛んだ

 無駄にハードな1週間が終わった。

 クソ繁忙期なのに頭のおかしい社内行事の連続であった。現場が忙しい時に式典なんてしてはいけないし、ゴルフコンペもあってはいけないのだ。

 会社が口頭やFAXで休みと告知したって現場はや顧客は働いている。こっちに電話も要望も流れてくるのだ。行事に参加しながら電話やメールにビクビクするテレワークデイズであった。

 もちろん式典のみならず、このような神経を使う期間に宴会なんてしてはいけないのだ。良い歳した大人が深夜遅くまでどんちゃん騒ぎなんてしてはいけない。しかも〇〇でなんて(特定を避けるので伏字)もってのほかだ。酷すぎた。ちゃんとしても良い店で飲めや!!

 そして宴会もゴルフのプレー代も自腹だから救えない。宴会が15,000円、ゴルフが8,000円。大金を2日間にして失ってしまった。苦痛の対価に大金を支払った。あ、これ誤字じゃないからね。

 とにかく待ち遠しい土曜日。全ての試練を終え、筋肉痛の身体をベッドで休める。やっときたよ、俺のターン。TOEICの勉強もしたいし、記事も書きたい、あと、松本美術館の企画展も観に行きたいし、消化していない映画もある。やっと満喫できる。

 「どうせお前らにやることなんかねえんだから打ち上げの焼き肉もこいよ」という上司の上司からの"お誘い"は一つ下の上司が断ってくれた。感謝、やっと帰れた。


 そして朝、待ちに待った土曜日。これを書いている今、振り返ってみると。この映像の記憶しかない。

なぜ画面でも7番アイアンを握っているんだ
コイツよりも現実とバトルしろよ
ハイスコアはTOEICで取れよ

なんか亡霊みたいなのをぶっ飛ばしてひたすら経験値やスコアを稼いでいた。

現実の経験値は微塵も貯まっていないのに!!!!

なんてこった!! 俺の貴重な休みが!!!

 このゲームは過去に紹介したことがある。

 ゲームブランドである"key"と"Wright Flyer Studios"の運営しているソーシャルゲーム『HEAVEN BURNS RED』だ。私は前者のゲームブランド"Key"に興味があってこのゲームをプレイしてい

 前段の"た"が太字なのは、昨日まで私はこのゲームをほとんど遊んでいなかったからだ。4ヶ月ぐらい放置していた。

 このゲームは(好きで遊んでいる人がいたら申し訳ないが)キャラクターとシナリオと音楽以外はまったく面白くない。

 前回書いた記事で紹介した、敏腕シナリオライターにして天才作詞作曲家である麻枝准氏の物語と音楽、そしてイラストレーターであるゆーげん氏の美麗なデザイン、あと携帯端末とは思えないグラフィックは素晴らしいが、ゲーム部分はかなりつまらない。

 キャラクターを育成してバトルを勝ち進み、シナリオを進めるのがゲームの主な流れだが、バトルにほとんど戦略性がない。ガチャで強いキャラを引いて、パワーを貯めて(ゲーマーはバフと読んだりする)、必殺技をブッ放すだけのゲームなのだ。

 そしてキャラクターの育成は同じ敵を延々と倒すだけの単純作業だ。面白くない。

 しかしそれでも、麻枝准氏の音楽と物語を見切れずにいた。世界の危機に面した少女たちの行方は気になるし、何より音楽が足を引き止めた。

 でも、今秋にアルバムが発売されたのでゲームを遊ばなくても主要曲は聴けるようになったから他にもやることあるし辞めようと思っていた。

ガチャよりこういうのに課金したい

 しかしなぜプレイを再開したか、それは肉体が疲れたときにたまたま気軽に現実を忘れられる麻薬があったからにすぎない。寝るときにこのCDを聴いていたからゲームが気になったのだ。

 そして気づいたら日が落ちていた。

CRITICAL:重大なさま。危機的。
この状態のことかな?

 そして気がついたらAM3時になっていた。

 課金してガチャも引いていた。
(そして欲しいキャラは手に入らなかった)

 おい!!!投資とか金策とか節約術とか偉そうに言ってた口で最低ランクの無駄遣いすんなや!

 あー怠惰怠惰。

 SSキャラ(最高のレアリティ)確定!!とか煽られてあっさり財布の中身を明け渡してしまった。肉体が弱ると思考も弱る。平常時ならばやらなかっただろう(と思う)

 まぁ、今回の課金(5,000円!)が彼の音楽制作に役立つなら良いとするが、自分の意思の弱さに泣けてくる。絶対パチンコ屋には入らない。私はUFOキャッチャーでも沼にハマる人間なので。

 今回はタダじゃ起きないぞっていうことで記事のネタに昇華したのだ。

 さて、スキル強化アイテムを稼いでくるとするか!!(まるで反省していない)

 おしまい

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