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フォルケホイスコーレ留学 | 学校選びとその基準


こんにちは。Rereです。
2023年に約4ヶ月間デンマークの某フォルケホイスコーレに留学していました。

時が経っても忘れたくない、
ホイスコーレの良さを知ってもらいたい、
という想いから記憶が新しいうちにホイスコーレについて綴ることにしました。

今回はフォルケホイスコーレの学校を探す方法と、選んだ基準について書いていきます。

現在デンマークには約70校のホイスコーレが存在しています。

いざホイスコーレに行こうと決めた時、まず一番最初に考えないといけないのが学校選び。

たくさんある中でどの学校を選んだら良いのかわからないという方も多いと思いますので、少しでも参考になれば嬉しいです。



まずフォルケホイスコーレってなに?という方に簡単に説明すると、
デンマーク発祥の教育機関で、「人生のための学校」、「幸せを考えるための学校」、「自分を知るための学校」などと言われることもありますが、
入学試験なし、成績なし、17歳以上であれば誰でも入学可能で、生徒や先生が同じ屋根の下でともに暮らし、ともに学ぶ全寮制の学校です。

他者や自分自身の心と会話して、自分の幸せや関心に基づいてのびのびと好きなことを学ぶことができる教育体制が整っています。

また政府が補助金を負担してくれているため、学費が安いことも魅力の一つです。

フォルケホイスコーレの特徴に関する詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。

フォルケホイスコーレ留学に必要な手続きについてステップごとにまとめた記事はこちらをご覧ください。



フォルケホイスコーレの学校選びの基準


ここからは、ホイスコーレの学校の探し方の前に、私が探す際にポイントとしていた基準についてご紹介します。

ホイスコーレの学校選びの4つの基準
【基準 1】 デンマーク人が多い比較的規模が大きめな学校
【基準 2】 座学ではなく、手を動かす授業がメインの学校
【基準 3】 デザインやアート、文化を学べる学校
【基準 4】 コペンハーゲンにも日帰りで行ける距離の学校

それぞれ見ていきましょう。

【基準 1】 デンマーク人が多い比較的規模が大きめな学校

私はせっかくデンマークに留学するのならデンマーク人に囲まれた環境が良いと考えていました。

理由は、こちらの記事でも書いた通り、デンマーク留学を決めた理由にもなっているデンマークの心地の良い生活やデンマーク人の考え方に触れたいという思いがあったからです。

すべての授業が英語で行われる国際色豊かな学校もありますが、
デンマーク人は英語も悠長に話せるので、デンマーク語での授業でも生徒の誰かしらが英語に翻訳してくれたり、
先生によっては時と場合によって英語で授業してくれたりするので、デンマーク語が話せないからといって英語で授業を行う学校を選ばなくても良いと思います。

またいろいろな人に出会いたいと思っていたので、50人以上の生徒がいる比較的規模の大きい学校が良いなと思っていました。


【基準 2】 座学ではなく、手を動かす授業がメインの学校


大学で座学はたくさん学んだので、今までやったことのない何か新しいことを学べたり、何かスキルが身に付くところが良いなと思っていました。

私は手を動かしたり体を動かしたりするのが好きなので、そういった基準でどんなコースがあるのかを探していました。


【基準 3】 デザインやアート、文化を学べる学校

デンマークのデザインやインテリアに興味があったので、それらについて学べたり、アートに触れる機会がある学校が一つの基準としてありました。

今までダンスをずっとやってきていて、芸術やアート表現は大好きだけど、それで生計を立てるのは難しいと考えて、大学卒業後は一般企業に就職しました。

今回せっかくホイスコーレに行くのなら、現実的なことを考えず、自分の好きなアートやデザインのことにどっぷり浸かってみたいと思っていました。

デンマークの文化については、外国人向けにデンマーク語とデンマークの文化の授業が用意されている学校が多いです。


【基準 4】 コペンハーゲンにも日帰りで行ける距離の学校

デンマークにいたらコペンハーゲンの観光もしたいと思っていたので、日帰りでも行ける学校が良いと考えていました。

ただほとんどの学校は郊外の田舎にあるので、日帰りで行ける学校となるとかなり絞られてしまったので、この基準は諦めました笑

ただ今となっては田舎ののどかな環境でどっぷりクリエイティブな活動に浸れたので、それはそれで良かったなと思っています。

東京にいると買い物だったり、おしゃれなレストランやカフェに行ったり、アーティストのライブで非日常を味わったりすることで心を満たしていた。

私が行ったホイスコーレは、バス停までも徒歩20分、近くのスーパーまでも徒歩30分、ダウンタウンまでは徒歩・バスで1時間かかる、徒歩圏内にカフェは一つもない超がつくほどど田舎でした。

でもすぐ近くには馬や羊、泳げるきれいな湖、広い空、透き通る空気、ジブリの世界のような森があって、それだけでも心は満たされるんだと知ることができました。



以上が私の学校の選び方の基準でした。

ホイスコーレの学校は、一般系・スポーツ系・アート系など特徴によって主に7つの種類に分かれるのですが、こう考えていく中で私はアートやデザイン系の学校が良さそうだなと絞っていくことができました。

さらにその中でもコースは、ジュエリーデザイン、フォトグラフィ(写真)、セラミック(陶芸)、ダンス、アウトドアなどに絞っていき、あとはホームページを確認して、なんとなくの直感で決めました。

自分の中で何か基準があると学校を探すときも探しやすくなると思います。

基準は今決まっていなくても調べていくうちに関心のあるものを見つけていく探し方でも良いと思います。

漠然と

・デンマークがなぜ幸福度ランキングが高いのか知りたいな

・エコ先進国であるデンマークでサステナビリティを学んでみたいな

・何か新しいことをやってみたいな

・デンマークの教育について学んでみたいな

・どこでもいいからとにかく行きたい

などいきたい理由は人によって違くて良いので、書き出してみると良いと思います。

では続いて、学校の探し方についてご紹介していきます。



フォルケホイスコーレの学校の選び方


フォルケホイスコーレについて調べると、数は多くないですが過去の体験者によるブログなどを見つけることができます。

私はそれらの体験談も参考にしつつ、下記サイトを使って学校について調べました。

私は留学する際に抜け目なくどんな学校があるかをチェックした上で決めたいタイプなので、いろいろなサイトを使って学校について調べました。

下記でほぼサイト自体は網羅されていると思います。

ただしあくまでこれらは学校を選ぶためのサイトであって、実際に申し込みをする前には学校の公式ホームページで最新の情報を確認しましょう。

【方法 1】 一般社団法人IFASのサイト

一般社団法人IFASが運営している、フォルケホイスコーレに留学したい通日本人向けのサイトです。

フォルケホイスコーレをインターネットで調べると一番最初に出てくるサイトで、すでにご覧になった方も多いかと思います。

ホイスコーレについての概要や学校の情報がまとまって掲載されているので、このサイトは目を通して、ホイスコーレのざっくりとしたイメージをつけることをおすすめします。

また自分がホイスコーレで学びたい科目別に学校を調べられたり、「英語による授業あり」、「デンマーク語学習あり」などでフィルターをかけることもできます。

ただ情報が最新でない場合もあるので、実際に応募する際には学校のホームページを確認しましょう。

【方法 2】 Danish folk high schools

Danish folk high schoolsは、デンマークのフォルケホイスコーレ協会が運営しているサイトで、英語もしくはデンマーク語のみですが、日本語で探すよりも情報量が多く、内容も比較的最新になっています。

英語に自信のない人は、Google Chromeの翻訳機能を使うと日本語に翻訳してくれるので便利です。

【方法 3】 北欧留学ナビ

北欧留学ナビは、ビネバル出版/北欧留学情報センターが運営するサイトです。

デンマークだけでなく、他の北欧諸国のフォルケホイスコーレの情報や、北欧の大学、ワーホリなど北欧の情報がまとめられています。

その中でもフォルケホイスコーレ入門は参考になるページです。

私は直接神楽坂にある北欧留学に話を聞きに行ってみましたが、相談は有料になるとのことで、無料ではあまりお話ししてくれませんでした。
有料サービスを提供しているので当然ですね、、なのでお金を払いたくない人はわざわざ現地まで行かず、ネットにある情報だけを参考にすれば良いと思います。

【方法 4】 デンマークのフォルケホイスコーレリスト


このサイトはホイスコーレに行ったことのある知人に教えてもらったサイトですが、デンマークのフォルケホイスコーレがリストにまとめられています。

フォルケホイスコーレ一覧で、ざっくり学校とタイプ、どんな特徴なのかがわかるので、目を通しても良いかと思います。

ただしこちらも情報は古いところもあるので、最新の情報は学校のホームページを確認することをおすすめします。

【方法 5】 Facebookグループ


Facebookに「フォルケホイスコーレコミュニティ」というグループがあります。
疑問や悩みをここで質問すると、過去に学校に通っていた人や現在通っている人などが返信をくれることが多いです。
また自分が気になることを過去に質問している人がいるかもしれないので、見るだけでも参考になると思います。



以上が学校の選び方のご紹介でした。

数ある学校の中から、どれを選べばいいんだろうと悩んでしまうかもしれませんが、自分でいろいろ考えて、調べてみることが大切だと思います。

そうやって決断したのなら悔いのない学校選びができると思います。

私は一校しか経験していませんが、ここ以外は考えられなかったと思うほど、当たりの学校でした。

他人におすすめされたからとか、ネットにおすすめの学校の中にあったからという理由だけで決めずに、自分の軸と照らし合わせて学校を見てみると良いと思います。

少しでも参考になれば嬉しいです。

次回は、学校選びが無事終わったら、次のステップである学校への申し込みの方法について記事を書いていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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