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「72の法則」

こんにちは、今日は「72の法則」についてお話ししたいと思います。
一括投資の際なんかの時にはイメージを掴むには良いかと思います。
72の法則とは、資産運用において元本が2倍になるのに必要な年数や年利を簡単に計算できる法則です。

例えば、年利が5%の場合、72を5で割ると14.4となります。これは、元本が2倍になるのに約14年かかるということを意味します。逆に、10年で元本を2倍にしたい場合は、72を10で割って7.2となります。これは、年利が7.2%必要であることを示しています。

この法則は、複利の計算を簡略化したものであり、正確な値ではありません。しかし、複利の効果を感覚的に理解するのに役立ちます。複利とは、利息が元本に加算されて再び利息がつくことです。複利で運用すると、長期的には単利よりも大きな利益が得られます。

例えば、100万円を単利で10年間5%で運用した場合、最終的な資産額は150万円です。しかし、複利で運用した場合は、最終的な資産額は162万円となります。この差は、さらに長期間運用すると大きくなります。

72の法則は、1494年にイタリアの数学者ルカ・パチョーリが著書『スムマ』で紹介したものが最初とされています。その後、様々な分野で応用されてきました。例えば、人口増加率や物価上昇率などを使って、人口や物価が2倍になる期間を求めることもできます。また、72の法則のほかにも、「100の法則」や「115の法則」などもあります。「100の法則」は単利で元本が2倍になる期間、「115の法則」は複利で元本が3倍になる期間を求めることができます。

以上が、「72の法則」についての説明でした。資産運用をする際には、この法則を参考にしてみてください。ただし、運用にはリスクが伴いますので、自己責任で行ってくださいね。それではまた!


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