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【新世界紀行】バングラデシュが見えてきた #5 雑踏の一部と化す

ダッカにグルシャン2サークルという街の中心部がある。

東京で言うと渋谷のスクランブル交差点といったところだ。

渋谷と違うところは凄まじい渋滞とクラクションと怒号が飛び交う賑やかな場所だということ。

圧倒的なバングラのパワーと勢いを感じることができる。街は生きている、夜になるとその生命力は一層強くなる。

2人乗りのバイクが倒れた。近くの人が寄ってたかってバイクを起こした。バイクは何事もなかった様にまた走り出した。

何事もない様なただの日常の風景の一部に過ぎない。

しばらく道の横にある階段に腰掛けて交差点を眺めていたが、自分も街の一部に慣れた様で少し嬉しさを感じる。

私はあくまで外国人のよそ者だが、少しでも雑踏の一部に違和感なく溶け込める様になりたいと思っているのはなぜだろうか。

異国で一人で旅しているとふとした瞬間に疎外感を感じる事がある。それはまだ街に馴染めていない自分を見る瞬間である。

故郷を懐かしみ、自分がいるべき場所はここではないと感じる。

まだその感情に浸るのは早い。

私が見るべき場所は沢山あるはずなのだから。

グルシャンを駆けるリクシャワラー
(リクシャ乗りを生業としてる人)
信頼のおける背中。頼もしい。
グルシャンの隣の大使館街のバリダラという地域
大渋滞で目詰まりを起こしているグルシャンとは違って道も空いててスイスイ進む
グルシャン2サークルまで行ってもらいお金を渡す
基本乗る時に交渉した料金より上乗せしてぼったくろうとする事はなく誠実な人が多い
私は応援したい
グルシャン2サークル
駐車場ではなくただ渋滞しているだけである
写真では伝わらないがいつもこの交差点はクラクションがうるさい

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