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体験してみないと分からないことがある。

私は、自分が知らないものに対して良いとか悪いとか無闇に評価しないようにしている。

それは、世の中には口では絶対に説明ができない、体験してみないと分からないことが沢山あるからだ。

例えば、水泳を想像してほしい。

クロールや平泳ぎの泳ぎ方や、水の中に入った時の浮力感、抵抗感は絶対に言葉では説明できない。

「こういった理屈で浮力感や水の抵抗を感じることができます」と理屈で説明することはできるが、実際に水の中に入った時の感覚は説明不可能だ。

「とりあえず入って感じてみて!」
としかいいようがない感じだ。

私は趣味で合気道を習っているのだが、この経験からもそれをすごく感じた。

合気道をはじめる前、YouTubeなどで動画を見ていたときは「ウソくさいなあ」「インチキじゃん」と思っていた。(たしかにインチキの道場は沢山あるが)

しかし、いざ実際に習いはじめると「こういった理屈で身体が崩れるのか」であったり、「腕がボキボキとひねられていく感覚」を身をもって体感することができた。

合気道の熟練者に技をかけられると、今まで感じたことのないような「垂直落下」を体験することができる。しかしこれもまた口では説明ができない。

現代ではインターネットやAIの発達で、なんでも「分かったつもりになる」ことが多いように思う。

いつでも自分の判断に疑いを持って、「自分には分からない世界があるんだなあ」と探究する好奇心を持ちたいものだ。

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