【前編】超我流!独学でグラフィックデザインを学んだ方法
なんかエラそうなタイトルにしてしまったが、私はまだまだ勉強中で実力不足な部分も多い。
その前提で、独学でグラフィックデザインを習得するにあたって自分なりに大切にしている要素を5つまとめてみた。
その1、とにかく作りまくる
その2、毎日1つ、誰にもわからない改善を重ねる
その3、再現性を見つける
その4、とにかく良いものを見まくる
その5、自分の感性を信じる
それでは順を追って説明していこう。
まずはその1、「とにかく作りまくる」だ。
残念ながら手を動かさない限り絶対にスキルは上達しない。考える暇なくとにかく数をこなした。
クオリティは気にしなくていいからとにかく作って作って作りまくる。そうすることでデザインを作る感覚やツールの使い方を覚えた。
最初は「RGB」と「CMYK」の違いすらよく分からないほど無知だった。(だからCMYKで作ってインスタに投稿していた。)
そしてなによりも「世に出す」ということが非常に重要だ。
これは意外と抜けてしまうことだが、作って自己満で終わりではいけない。実際に投稿して見てくれた人の反応を見ることは大切だ。
その名も、「恥知らず高速アウトプット」だ。
下手くそなデザインを投稿して思いきり恥をかくのだ。
人に見られる意識があると必然的に良いものを作ろうという方向になる。
今はインスタを毎日投稿しているが、初期の頃は毎日3投稿していた。
しかしただ作りまくるだけでは成長スピードは遅くなってしまう。そこで大切なことがその2だ。
その2、「毎日1つ、誰にもわからない改善を重ねる」
「はいはい作ればいいんでしょ」てな感じで思考停止で作りまくってもなかなか上達を実感できない。
ここで大切なことは「毎日1つ、誰にもわからない改善を重ねる」ことだ。
毎日大きな成長を期待する必要はないし、現実的ではない。
だから本当に小さな改善でいいから自分なりにチャレンジをしてみることだ。
例えば、「今日は楕円形ツールのやり方を覚えた」とか、「今日は今まで使ったことのないカラーを使ってみた」とかその程度の改善で良い。
こういった自分しか分からないような改善の積み重ねは、結果的に大きな成長につながるように思う。暑苦しい表現をすると、1ミリでも昨日の自分を超えることができたらそれでいいのだ。
「けど実際どんな改善をしたらいいか分からない、、」という人も多いだろう。
その心配は、その3で払拭することができる。
その3、「再現性を見つける」だ。
簡単に言うと、自分がいいと思ったデザインや作品をパクるということだ。
「自分で0から1を作るんだ!」と意気込む気持ちはわかるしかっこいいが、残念ながら私は天才ではないし初めの頃はそんの高度なことなかなか出来るものではない。
0→1に固執してしまうと、「結局自分には才能はないんだ」という変な方向にいってしまうので注意が必要だ。
私はいいなと思ったデザインをパクるようにしていた。
ここで誤解してはいけないことは「まるまるパクる」ということではないということだ。
「再現性を見つける」ということだ。
例えば「円」をモチーフにした素晴らしいデザインに出会ったとしよう。
そこでその作品をまるまるパクって「円」を表現するのではなくて、「この円を車のタイヤにしたらどんな表現になるかなあ」とか、「この円を顔にしたらどうかなあ」など、そのエッセンスを自分なりに解釈することが大切だ。
そんなことをこねくり回していると、自然と自分の「作風」、「型」のようなものが出来上がってくる。
そう、独自性は模倣から生まれるのだ。
ひとまず前編はここまでとして、後編では「とにかく良いものを見まくる」と「自分の感性を信じる」の2つを説明していこうと思う。
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