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【後編】超我流!独学でグラフィックデザインを学んだ方法

前編では「とにかく作りまくる」「毎日1つ、誰にもわからない改善を重ねる」「再現性を見つける」の3つの視点から説明した。

後編では「とにかく良いものを見まくる」「自分の感性を信じる」の残る2つを説明していこうと思う。

その4、「とにかく良いものを見まくる」

前編では主にアウトプットについて語ったが、もちろんそれと同じくらいインプットも大切だ。残念ながら、何もない無の状態からアイデアが舞い降りてくることはほとんどない。

私の場合はとにかく良いものを見まくるということに注力した。

図書館でデザイン系の作品集や事例が載ったものをとにかく沢山借りてきて見まくった。どれくらい見まくったかというと1週間に20冊のペースで見まくった。気に入った本があれば10回も20回も同じ本を見まくった。

見ながら、「どういう箇所が優れているのか」など自分なりに言語化していくことも大切だが、最初のうちはそんなこと考えずにとにかく見る数を増やすことが大切だというのが私の考えだ。

数をこなしていくうちに自然と審美眼が養われていく感覚がある。良いものに隠されたリズムや傾向性を無意識レベルで吸収していくイメージだ。

よく「量」か「質」かみたいな論争があるが、私は量をこなさないと質は生まれてこないという考えを持っている。

その5、「自分の感性を信じる」

最後はメンタリティ的なことだが、結局のところ「自分の感性を信じる」というのは非常に大切だと思う。

私は自分で勝手に参考にすることはあるが、誰かからアドバイスをもらったり先輩に教えをこうなんてこと絶対にしない。(そもそもそんな人もいない)

どんなに有名な人からアドバイスをいただいても思考停止で受け入れることはしない。何故なら私は性格が悪いからだ(そもそもそんな機会ないが)

人の意見を聞き入れれば聞き入れるほど、自分の中にある尖った感性が削がれていくイメージがある。

たぶん、黒澤明もベートーヴェンも「ご意見ありがとうございます」なんて人の意見を聞いてこなかったから素晴らしい作品を世に残すことができたのだろう。

結局最後は自分で決断して自分でやっていくしかないのだ。人の意見や批判なんてどうでもいいのだ。

さあ前編・後編と続けて色々と語ってしまったが、かく言う私は現時点では大したことない雑魚デザイナーなのでこれからもコツコツ淡々と鍛錬していこうと思う。

10年後、大化けするのが楽しみだ。

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