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“Keluar dari Zona Aman”

「 keluar dari zona aman 」

インドネシア語で「セーフティーゾーンから出ろ」という意味の言葉。
監督が何度もこの言葉をミーティングで口にした今シーズンのインドネシア2部での挑戦。

勝てばファイナル4進出が決まる昇格リーグ最終節。
先制し、リードを奪うも、後半残り10分を耐えきれず、同点に追いつかれての引き分け。
この結果によりファイナル4へと進むことができず、今シーズンの挑戦は終わりを迎えました。

1部昇格へは力一歩及ばずも、持てる力を出し尽くした上での結果に、悔しさの中にも多くの学びがあったシーズンだったなと感じています。

自身に焦点を当てれば、与えられた環境に左右されることなく、最後まで自身と向き合い戦い抜いた日々は、次に繋がる大きな収穫となりました。
結果に対する悔しさは抱きながらも、限りなく後悔が少ないところまでは出し切ることができた充実感も日が経つにつれて感じてきています。

冒頭の「keluar dari zona aman」という言葉。
監督は、10代の選手から40歳近い選手、外国人籍の選手にも平等に「セーフティーゾーンから出る」意識を求め、スタッフ陣やマネジメントの人にも同様に、シーズンを通してその意識を求めてきました。

これまでの自身の人生が、セフティーゾーンから出た先に掴んできた道だったことを考えると、いくつになってもこの意識は大事だろうと感じます。

自分のレベルよりも高いレベルの大学に進むんだことがプロという夢の道を切り開き、
海外という未知の世界へと飛び込み、チャレンジしてきた日々が、自身を選手としても、人としても成長させてくれました。

キャリアを重ねてくればくるほど、一定の程度で満足し、積み上げてきたものに執着しがちな中で、まだやれるんだという想いやもっと上を目指さないといけないという想いに改めて気がつけたこと。

居心地が良いと感じたら、その環境に留まるのではなく、次の目標に挑んでいくこと。
たとえ失敗しても何度も諦めずに挑んでいくこと。
自身がこれまで掴んできた結果やキャリアに執着することなく、挑み続けていくこと。

サッカー選手としても、その先も続く人生においても大事な考え方に触れることができたことは、またひとつ自身を成長させてくれる時間になったなと感じています。

このチームにきたからこそ学べたことがたくさんあった今シーズン。
結果として、1部昇格という目標は達成できませんでしたが、大きな目標に向かって全員で挑んだ日々は、価値あるものだったと私は信じています。

今シーズンの結果は素直に受け入れ、積み上げてきたものは自信に、悔しさはまた次の挑戦への布石として、これからも粘り強く挑み続けていこうと思っています。

サッカー選手としても、人生においても「keluar dari zona aman」の姿勢で。

今シーズンも応援、サポートして頂き本当にありがとうございました。

ではまた。

“It’s up to you “

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。